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2024.10.02
リフォームお役立ち情報
マンションも内窓リフォームできる？2つの注意点とおすすめ商品
「マンションでも内窓リフォームはできる？」
「費用はどのくらいかかるのだろうか」
当記事では、マンションの内窓リフォームについてご紹介します。
私たちヨコエネは、横浜市内の8つの行政区（西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区）にて、「東京ガスライフバル」を運営しています。
ヨコエネでは、マンションのさまざまなリフォーム工事を手がけていますが、最近は「マンションでも内窓リフォームはできるのか？」と質問いただく場面が増えました。そこで今回は、マンションの内窓リフォームの注意点や工事方法、費用相場について解説します。
目次
マンションで内窓リフォームはできる？
基本的に、マンションご自宅内の内窓リフォームは可能です。マンションは個人のものと見なされる「専有部分」と、所有者全員で共有する「共用部分」に分かれていますが、マンションの内窓の設置・交換は専有部分の工事にあたるからです。
ただし、共用部分である外窓は原則リフォームができません。管理組合によっては、ガラス部分のみリフォーム可能な場合があるので、事前に確認しておくとよいでしょう。ちなみに、賃貸マンションの場合は内窓も含めて大家さんの許可が必要となり、退去時には原状回復が求められることが多いです。
なお、以下の場合は工事ができないこともあります。施工の可否は、管理組合やリフォーム会社に確認しましょう。
| ●管理組合の規約で禁止されている ●非常用進入口に指定されている ●形状が適さない |
内窓リフォームのメリット・デメリット
内窓リフォームのメリット・デメリットをご紹介します。
1. メリット
① 断熱性が向上する
内窓を設置すると外窓との間に空気層が作られ、室内の暖かい空気の流出を防ぎ、外気温の影響を軽減できます。
② 結露が軽減する
外気温の影響が軽減されることで、結露の発生を抑制できます。窓の掃除が楽になり、カビやダニの発生を予防できるでしょう。（※）
※内窓を取り付けることで、結露は抑制されますが、室内外の気温差が大きく、室内の湿度が高い場合などには、今ある窓や内窓に結露が発生する場合もあります。
※建物の構造、お住まいの諸条件により得られる効果に違いがあります。
③ 省エネになる
窓は住宅の中で最も熱の出入りが大きい部分です。例えば、夏の冷房時（昼）は家全体に入ってくる熱の70%以上（※）が、窓やドアから侵入すると言われています。内窓で断熱性能を高めることで、月々の冷暖房費を抑えられるでしょう。
※（一社）日本建材・住宅設備産業協会 省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」より
④ 遮音性能が高まる
内窓の設置で生まれる空気層は、優れた遮音効果を発揮します。空気層が防音壁となり、外部の騒音や室内の音の漏洩を抑制します。
⑤ 防犯効果が期待できる
内窓を設置すると窓の施錠が二重になり、セキュリティが強化されます。侵入に時間がかかるため、侵入を諦めさせる心理的効果も期待できます。
2. デメリット
① 手間が増える
窓を開閉する際、外窓と内窓の両方を施錠・解錠する必要があるため、2倍手間がかかります。また、掃除の手間も増えるでしょう。
② 部屋が狭く感じる
設置後は、室内側のスペースが数センチから10cm程度狭くなる可能性があります。窓周辺に物を置けなくなったり、人によっては圧迫感を感じるかもしれません。
マンションリフォームにもおすすめ！内窓の商品紹介
マンションの内窓リフォームにおすすめの、LIXIL製「インプラス」をご紹介します。「インプラス」は「窓のタイプ・窓枠の色・ガラスの種類」が選べます。
窓は以下4つのタイプから選べます。
窓枠はインテリアとコーディネートしやすい、6色から選べます。
ガラスは用途・目的に合わせて選べます。
冬の暖かさを重視するなら「Low-E複層ガラス クリア」、冷暖房の効率を両立するなら、「Low-E複層ガラス グリーン（高遮熱仕様）」がおすすめです。
和の風情が漂う、障子紙を思わせるガラスもあります。
日差しの調節や目隠しとして効果的な、ブラインドを組み込んだガラスも取り揃えています。
外からの視線が気になる方には、目隠し効果のあるガラスもおすすめです。
（UVカット機能付）
防犯性を高めるなら、防犯特殊膜を施したガラス破り対策に有効なガラスもあります。
安全性を高めるなら、同じ厚さの単板ガラスと比較して約3～5倍の強度があり、割れにくいガラスもあります。
ほかに、2枚のガラスと中空層で断熱効果を高める一般複層ガラスのほか、単板ガラスもあります。
さらに、お住まいの地域や窓の方角に合わせてガラスを選べば、より快適に過ごせるようになるでしょう。
内窓リフォームの工事方法
LIXIL製「インプラス」は既存の窓に内窓を取り付けるだけの簡単な工事で、1窓あたりの工事時間は約60分（※）です。
※ お客さま宅の状況により、施工時間が異なります。
マンションの内窓リフォームの概算費用
マンションの内窓リフォームの概算費用は、窓のサイズや数にもよりますが、おおよそ40万円未満です。ヨコエネのLIXIL製「インプラス」の工事費一例は、以下の通りです。
（例）掃き出し窓1箇所・腰高窓2箇所（計3箇所）に内窓を設置する場合
| 品名 | 金額（税込） |
|---|---|
| ●商品 | |
| インプラス Low-E複層ガラス クリア （2枚建・W1600×H2000・掃き出し窓用） | 155,540円 |
| インプラス Low-E複層ガラス クリア × 2箇所 （2枚建・W1600×H1100・ 腰高窓用） | 150,920円 （75,460円×2） |
| ●工事費 | |
| 内窓取付費・搬入費・養生費・諸経費 | 61,160円 |
| 合計 | 367,620円 |
マンションの内窓リフォームに利用できる補助金
マンションの内窓リフォームに利用できる補助金制度は、2種類あります。（2024年8月現在）
1. 先進的窓リノベ2024事業
① 概要
断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を促すことで、エネルギー費用負担の軽減、健康で快適なくらしの実現及び家庭からのCO2排出削減に貢献するとともに、断熱窓の生産効率向上による関連産業の競争力強化と成長を実現させることを目的とする事業です。
② 補助金額
設置・交換する内窓の性能区分とサイズに応じて、23,000〜112,000円／箇所が支給されます。
③ 上限額
補助上限は1戸あたり200万円
④ 注意事項
補助金には受給条件・予算枠があり、状況によっては適用されない場合があります。申請手順などの詳細や最新の交付申請状況は、必ずホームページにてご確認ください。
2. 子育てエコホーム支援事業
① 概要
子育て世代、若者夫婦世帯を対象に高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や住宅の省エネ改修等の省エネ投資の支援を行う事業です。注文住宅の新築および新築分譲住宅の購入については、子育て世帯または若者夫婦世帯が取得する場合に限ります。リフォーム工事はすべての世帯が補助の対象ですが、子育て世帯・若者夫婦世帯が自ら居住する住宅に行うリフォーム工事や、既存住宅を購入しリフォームを行う場合、または長期優良住宅の認定（増築・改築）を受ける場合は、補助上限金額が引き上げられます。（詳しくはこちら）
② 補助金額
設置・交換する内窓の性能区分とサイズに応じて、17,000〜34,000円／箇所が支給されます。補助額の累計が5万円以上になった場合のみ、補助の対象となります。（※）
（注）内窓のリフォーム工事のみで累計補助額が5万円以上とならない場合は、ほかの対象工事と組み合わせて申請可能です。詳しくはホームページをご覧ください。
※ 例外として、「先進的窓リノベ2024事業」「給湯省エネ2024事業」「賃貸集合省エネ2024事業」のいずれかにおいて交付決定を受けている場合は、「子育てエコホーム支援事業」において申請する補助額の合計が2万円以上であれば、補助対象となります。
③ 上限額
原則、1戸あたり20万円を補助上限額とします。ただし、以下に該当する場合は、上限額が引き上げられます。
○ 子育て世帯または若者夫婦世帯が、自ら居住する住宅に行うリフォーム工事
- 子育て世帯：申請時点において、2005年4月2日以降（※）に出生した子を有する世帯。
※ 令和6年3月31日までに工事着手するものについては、2004年4月2日以降
- 若者夫婦世帯：申請時点において夫婦であり、いずれかが1983年4月2日以降（※）に生まれた世帯。
※ 令和6年3月31日までに工事着手するものについては、1982年4月2日以降
○ 既存住宅を購入しリフォームを行う場合、または長期優良住宅の認定（増築・改築）を受ける場合
| 世帯条件 | 住宅の購入 | 長期優良住宅の認定 | 補助金の上限額 |
|---|---|---|---|
| 子育て世帯または若者夫婦世帯 | あり（※1） | - | 60万円/戸 |
| なし | 受ける | 45万円/戸（※2） | |
| なし | 受けない | 30万円/戸（※2） | |
| その他の世帯（※3） | - | 受ける | 30万円/戸 |
| - | 受けない | 20万円/戸 |
※1 売買契約額が100万円（税込）以上であり、令和5年11月2日（令和5年度経済対策閣議決定日）以降に売買契約を締結したもの。また、自ら居住することを目的に購入する住宅について、売買契約締結から3ヶ月以内にリフォームの請負契約を締結する場合に限る。
※2 自ら居住する住宅でリフォーム工事を行う場合に限る。
※3 法人・管理組合を含む。
④ 注意事項
補助金には受給条件・予算枠があり、状況によっては適用されない場合があります。詳細や最新の交付申請状況は、必ずホームページにてご確認ください。
マンションの内窓リフォームの注意点
マンションで内窓リフォームを行う際、注意点が2つあります。
1. 管理組合の許可を取る
マンションの内窓リフォームは、専有部分の工事であっても管理組合の承認が必要です。事前に管理組合に相談し、所定の方法で申請を行いましょう。
2. マンションの施工実績が豊富なリフォーム会社を選ぶ
内窓のリフォームは、周辺環境を十分に考慮した提案と施工が不可欠です。マンション特有の条件を理解し、適切な工事ができる会社を選ぶためには、マンションでのリフォーム工事の実績が豊富な会社に依頼するのがおすすめです。
横浜でマンションの内窓リフォームをするなら、ヨコエネにおまかせ！
基本的には、マンションでも内窓のリフォーム工事ができます。事前にマンションの管理規約を確認し、管理組合に申請を行った上で工事を進めてくださいね。
ヨコエネはマンションの内窓リフォームにも対応しています。補助金の申請手続きにも精通しているため、ご検討中の方はぜひお気軽にご相談ください！
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＜出典＞
LIXIL インプラス／インプラス for Renovation／インプラス浴室仕様
作成：2024年8月
