2023.07.20
横浜まち情報
昔ながらの里山で味わう、心まで癒される一杯「BlueDOOR Coffee」
東京ガス横浜中央エネルギー(ヨコエネ)は、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、東京ガスのサービス窓口を担当しております。そこで、日々地域のお客さま先で働く私たちだからこそ知っている、地元のお店情報をご紹介します。
今回ご紹介するのは、横浜市青葉区に2店舗を構える「BlueDOOR Coffee」さん。自然あふれる里山で楽しむコーヒーは、心まで癒される一杯でした。
自然豊かな里山にたたずむコーヒー専門店
賑わいのある青葉台駅からバスで10分ほどの所に、山に囲まれ青々とした水田が広がる場所があります。横浜市が自然環境や景観を保全している、「寺家ふるさと村」です。
「寺家ふるさと村」は、「谷戸田(やとだ)」と呼ばれる細長く伸びた水田やため池など、昔ながらの自然が残る里山。四季折々の自然が織りなす美しい景色は、訪れる人々に懐かしさと癒しをもたらしてくれます。
その里山のふもとに、1軒のコーヒー専門店があります。2014年7月にオープンした「BlueDOOR Coffee 寺家町店(以下、BlueDOOR Coffee)」さんです。
手作業で生豆から焙煎するコーヒー
店内で生豆から焙煎するコーヒーは、常時20種類以上。グアテマラやエチオピア・ブラジルなど世界各国のコーヒー豆を取り揃えており、焙煎度合いも浅煎りから深煎りまでさまざま。「大地ブレンド・天空ブレンド・緑風ブレンド」など、自然豊かな寺家を連想させるオリジナル商品もあり、それぞれ違った味わいを楽しめます。
お店の焙煎釜はオーナーの染谷さんがお父さまから譲り受け、かれこれ30年以上使用しているアナログタイプ。コーヒー豆の状態を見極めながら、経験と感覚を頼りに手作業で焙煎することで、冷めてもおいしいコーヒーを提供しているそうです。取材に伺ったときはちょうど焙煎の真っ最中。お店の外にもコーヒーの芳ばしい香りが漂っていました。
子どもから大人まで安心して楽しめるドリンクメニュー
「ホットコーヒーは、すべての豆の中から好きな種類を選べます。」オーダーが入ると、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで提供しています。アイスは水出しコーヒー2種類から選べ、カフェモカやキャラメルラテなどのメニューもあります。すべてのコーヒーメニューをカフェインレスに変更することができるので、カフェインが苦手な方や妊娠・授乳中の方も安心して楽しめます。
この日はカフェインレスのドリップコーヒーをオーダー。きりっとした苦味のあとに爽やかさが感じられ、カフェインレスとは思えない美味しさでした。
季節によっては期間限定メニューも取り揃えています。7月はエスプレッソを炭酸水で割った「エスプレッソトニック」と、アイスのシャリシャリ感が爽やかな「フローズンモカ」が登場予定。さっぱりした清涼感あるドリンクは、夏の里山散策のお供にぴったりです。
お子さま用にリンゴジュース・ホットミルク・ミルクチョコなどのメニューも。うれしいことに、コーヒーが苦手な大人の方でもオーダーできますよ。
寺家町散策のおすすめは「ギャラリーと“メイドイン寺家”商品」
寺家町店は「アクセスの良い場所」とは言えない立地です。しかし週末になると、サイクリングをする人・都会の喧騒を離れて心と体を休めるために訪れる人・昆虫観察に来る親子連れなどで賑わうそう。
寺家町をよく知る染谷さんにおすすめスポットを伺うと、「周辺のギャラリーやカフェを巡るのもいいですし、”メイドイン寺家”商品を販売するお店に立ち寄るのもおすすめ」とのこと。
寺家町には多くの作家さんが工房やアトリエを構えており、周辺には3か所のギャラリーが点在しています。また季節の野菜や「浜なし・浜柿」などの果物の直売所も多く、地元食材を使用したお料理を提供する飲食店も。おいしく地産地消することで、「寺家ふるさと村」の自然景観の保全に協力できますよ。
昔ながらの田園風景とともに、心ほぐれるひとときを
「BlueDOOR Coffee」さんではテイクアウトドリンクのほか、コーヒー豆やドリップバッグ・水出しコーヒーも販売しています。ハンドドリップに必要なミル・ドリッパーなども販売しているため、家でも美味しいコーヒーを楽しみたい方は、コーヒー豆と一緒に道具を揃えることもできます。
夏の間はお店はあまり混雑しないようですが、カフェタイムの14時以降はお客さまが増えるそう。周辺の散策を考えても、日差しの弱い午前中が狙い目かもしれません。
横浜市内とは思えない昔ながらの田園風景と芳醇なコーヒーの香り。心ほぐれるリラックスしたひとときを味わいたい方は、ぜひ「BlueDOOR Coffee」さんを訪れてみてはいかがでしょうか?
【店舗情報】
ご紹介した店舗のマップ
取材・執筆・撮影/ヤマダユミ