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2024.06.19

横浜まち情報

横浜ブルーで地元を応援!スポーツバースタイルのからあげ専門店「鶏笑 横浜片倉店」

東京ガス横浜中央エネルギー(以下、ヨコエネ)は、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、東京ガスのサービス窓口を担当しております。さらに、店舗やオフィスビルのお客さま向けに、業務用の空調・厨房設備などのご提案も行っています。

今回ご紹介するのは、ヨコエネが厨房機器・内装工事をお手伝いさせていただいたお店です。横浜市神奈川区にお店を構える、からあげ専門店「鶏笑 横浜片倉店(以下、鶏笑)」さんは、ふっくらやわらかでジューシーなおいしさのからあげが評判です。その味に惚れ込んだ、若き女性店長の奮闘記も合わせてお届けします。

地元チームを全力応援!横浜ブルーの「鶏笑」

片倉町駅から徒歩5分。主婦や学生が行き交う新横浜通り沿いに、一際目立つロゴマークのお店があります。2024年3月にオープンした、からあげ専門店「鶏笑」さんです。

「鶏笑」さんは、からあげの聖地である大分県中津市発祥のお店で、国内外で約200店舗を展開しています。そのおいしさは折り紙つきで、日本唐揚協会主催の「からあげグランプリ(※) 東日本しょうゆダレ」部門にて、13年連続で金賞を受賞しています。

店内に入ると、大型テレビに横浜DeNAベイスターズの試合映像が映し出されていました。スタッフのみなさんは横浜ブルーのTシャツを身にまとい、内装も同色がアクセントになっています。「『鶏笑』のイメージカラーってオレンジじゃなかったっけ……?」と考えていると、「いらっしゃいませ!」と店長の折笠さんが明るい声で出迎えてくれました。

他店とは少し異なる仕様について伺うと、「横浜の野球・サッカーチームを応援するスポーツバーのようなお店にしたいと考え、ロゴも内装も横浜ブルーをテーマカラーにしている」とのこと。折笠さん自身は横浜F・マリノスの大ファンで、横浜DeNAベイスターズについては鋭意勉強中だそうです。

「鶏笑」さんはテイクアウト営業の店舗がほとんどですが、スポーツバーというお話の通り、店内にはカウンターやテーブルが用意されています。「オープン当初から、来店されたお客さまに『ここ(お酒が)飲めるの?』と聞かれ続けてきたので、今急ピッチで準備を進めてます」と苦笑する折笠さん。片倉店はこれまでテイクアウト営業のみでしたが、6月中にイートイン営業を始める予定だそうです。

人気ナンバーワンは、ジューシーな「鶏ムネ肉のからあげ」

鶏笑からあげファミリーセット(からあげ専門店 鶏笑 横浜片倉店ホームページより)

「鶏笑」さんの人気ナンバーワンメニューは、「骨なしムネ」のからあげです。火を通した鶏ムネ肉は、「パサパサした食感・固い」という印象がありますが、「鶏笑」さんのからあげは違います。醤油・生姜・にんにくをベースとした秘伝のタレで長時間漬け込み、熟成させた鶏肉はプリプリでやわらかな質感で、冷めてもおいしいと評判です。「このからあげの味に惚れ込んで、フランチャイズ店のオープンを決意した」と折笠さんも太鼓判を押します。

「鶏笑弁当[モモ1個・ムネ1個・チキン南蛮1枚]」820円(税込/テイクアウト価格)
(秘伝のタレとタルタルソースは別添えです)

お弁当も販売しており、お客さまのリピート率ナンバーワンは「鶏笑弁当」です。なかに入っている「チキン南蛮」は、2017年の「からあげグランプリ(※) チキン南蛮部門」で最高金賞を受賞したもの。秘伝の甘酢とオリジナルのタルタルソースが、食欲をそそります。

「鶏笑」さんでは、すべてのメニューを注文が入ってから調理し、いつでも揚げたてを提供しています。たとえ注文が「手羽先のからあげ」1本だったとしても、頼んで数分後にはアツアツの揚げたてを味わえるそうです。

お客さまの声を活かし、地域に愛されるお店に

「前職は医療事務だった」と話す折笠さんですが、飲食未経験で「鶏笑」をオープンしました。「なぜ急に飲食業を?」と疑問をぶつけてみたところ、そのきっかけは幼少期にありました。

「よく父親が仕事帰りに、からあげや焼き鳥をお土産に買ってきてくれたんです。それが本当においしくて。子どもながらに『大きくなったらお店を開いて、たくさんの家の食卓で自分の料理を楽しんでもらいたい』と思っていました」

そんな折笠さんが高校時代に始めたアルバイトは、焼き鳥店のセントラルキッチンでの調理。社会人になるまで5年間勤め続けたものの、その後飲食とはまったく無縁の調剤薬局に就職しました。

「開店資金の準備と店舗運営のノウハウを得るために、医療事務の仕事を選んだんです。元々すぐに飲食店をオープンさせるのは難しいと思っていたので、高校卒業後は専門学校に通って、医療事務に必要な資格を取得しました。今思うと、ずいぶん遠回りしたなと思います(笑)」

その後、開店資金が準備できたタイミングで、独立を決意。飲食未経験者へのサポートが手厚い、フランチャイズでの出店を決めました。数多くある飲食店のなかでも、「鶏笑」を選んだのは、からあげのおいしさに感動したから。また、店舗ごとに与えられている、裁量の大きさも魅力でした。

いざ開店準備を始めると、物件探しから鶏肉の仕入れ先まで、手配しなければならないことが山ほどあったと言います。

「厨房のレイアウトはヨコエネさんに相談して、プランニングから設置工事まですべてお願いしました。わからないことだらけだったので、内装も含めてお願いさせていただいて。今も厨房に新しい棚を設置してもらっているところなんです(笑)開店準備の段階から本当にたくさんの方に助けてもらいましたが、ヨコエネさんには特にお世話になりました」

現在はイートイン営業に向け、お母さまと二人三脚で限定メニューの開発を進めている真っ最中です。

「骨なしムネからあげ Sサイズ」 330円(税込/テイクアウト価格)
ご希望の方には、お母さまのオリジナルイラストが描かれたカップで提供される
(カップは数量限定。詳しくは店舗にお問い合わせください)

さらに、来店されたお客さまへのヒアリングを、積極的に行っているそうです。

「注文商品を揚げている間に、『イートイン用にどんなメニューが欲しいですか?』と聞くこともありますし、逆にお客さまから『もっとこういう商品があったらいいんじゃない?』とアドバイスをいただくこともあります。すべてが初めてなので、お客さまからいただくご意見をヒントにさせてもらっていて(笑)せっかくだったら、地域のみなさんが欲しいメニューをご用意して、みなさんに愛されるお店にしたいです」

取材中、初めて来店されたお客さまが、からあげを注文されました。注文を聞いたあと、折笠さんは「ところで、今度イートインを始めるんですけど……」と早速ヒアリングを始めていました。

定食でランチ、からあげ片手にスポーツ観戦も

6月中には、待望のイートイン営業が始まります。昼は定食、夜はアルコールとちょい飲みメニューを取り揃える予定です。さらに、今後は通常メニューのほかにも、博多ラーメンや丼物の提供も視野に入れているそうです。

「目指すのは、性別や年齢を問わず、地域にお住まいの子どもから大人まで、みなさんに足を運んでもらえるお店です。これからはランチだけでなく、立ち飲み屋的に利用してもらってもいいですし、スポーツを観戦しながら、みんなで盛り上がれたらうれしいですね。『好きなメニューがあるから、スポーツの試合があるから、あそこの鶏笑行こう!』と思ってもらえるよう、ここからさらにがんばります!」そう言って、折笠さんは笑顔を見せました。

夏から秋にかけて、野球もサッカーも注目の試合が目白押しです。地元のファンと繋がり、一緒に盛り上がりたい方、また評判のお弁当・からあげを試してみたい方は、ぜひ一度「鶏笑」さんを訪れてみてはいかがでしょうか?

※ 「からあげグランプリ」は、(一社)日本唐揚協会の登録商標です。
注)当記事でご紹介した商品の価格は、2024年5月時点のものです。「鶏笑 横浜片倉店」さんにインタビューを行い、いただいたコメントを編集して掲載しています。

【店舗情報】

鶏笑 横浜片倉店

住所
横浜市神奈川区片倉1-16-8 1F

営業時間
月〜日 11:00〜14:00, 16:00〜21:00

定休日
不定休(当面の間)

電話番号
045-272-9680

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取材・執筆・撮影/ヤマダユミ