2024.03.25
横浜まち情報
「地元の野菜が一番おいしい！」地産地消のキッチンカー「コマデリ」
東京ガス横浜中央エネルギー（ヨコエネ）は、横浜市内の8つの行政区（西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区）にて、東京ガスのサービス窓口を担当しております。そこで、日々地域のお客さま先で働く私たちだからこそ知っている、地元のお店情報をご紹介します。
今回ご紹介するのは、横浜市青葉区周辺でお弁当の移動販売を行う、「コマデリ」さんです。地元食材をたっぷり使用したお弁当は、地域の魅力を再発見するきっかけにもなっていました。
地元農家から直接仕入れた食材を使用
2014年に開業した「コマデリ」さんは、地元食材を使ったお弁当の販売を行う、キッチンカーです。それぞれのメニューには、青葉区内・横浜市内・神奈川県産のお米や野菜を使用しています。
「農産物はできる限り農家さんから直接仕入れています。地元の野菜は鮮度がいいから、とってもおいしいですよ！」
そう話すのは、オーナーの小池 一美（こいけ ひとみ）さんです。
青葉区出身の小池さんは、「コマデリ」さんでお弁当販売を行うかたわら、青葉区のローカルメディア「森ノオト」で、ライターとしても活動しています。
異色のキャリアに驚いていると、「『地域に根ざして活動したい』というのが大きな軸なので、キッチンカーもライターも、私にとっては地域活動における一つの手段なんです」と、小池さんは笑顔を見せました。
思わず感動！知られざる地元食材のおいしさ
「コマデリ」さんで販売されているお弁当は、全部で3種類あります。すべてのメニューに地元の野菜がたっぷり使われています。
看板メニューの「塩ブタBOX」は、神奈川県産の豚肉を自家製の塩麹に漬け込み、お弁当にしたものです。自家製の塩麹には、瀬谷区にある「川口糀店」の米麹を使用しています。塩ブタの旨味溢れるおいしさに、思わずご飯が進む一品です。
「コマロコカレー」は、動物性食品を一切使用せずに作られた、オリジナルカレーです。ココナッツミルクと自家製トマトソースで仕上げたカレーは、濃厚なのに胃もたれしない軽さで、冷めても美味しくいただけます。アレルギーで一般的なカレーが食べられない方や、脂っこい食事を控えている方にもおすすめです。
塩ブタとカレーのどちらも味わいたい方は、ぜひ「塩ブタ添えコマロコカレー」をお試しください。
取材の際、実際にお弁当をいただいて驚いたのが、お米と野菜のおいしさです。お米は噛めば噛むほど甘味が口に広がり、野菜はみずみずしい食感と味の濃さが感じられました。
「以前、お弁当を買っていただいたお客さまが、あとになってものすごい形相でキッチンカーに戻ってきたことがあるんです。『なにかご不満な点があったのかも…』と内心ドキドキしていたら、開口一番『お米がすごくおいしかった！』と仰っていただけて（笑）
『地元でこんなにおいしいお米が取れるなんて、知らなかったよ』という言葉を聞いたときは、自分のことのように誇らしく、うれしかったですね」
今回取材に訪れたのは、お昼時を過ぎた午後2時前。ですが、常連と思われる複数のお客さまがお弁当を購入されており、根強いファンがいることを感じさせられました。
「地域活動」を軸にキッチンカーを開業
小池さんは30歳を過ぎた頃に「食」に関心を持ち、会社員として勤めながら、服部栄養専門学校の夜間部で料理の基礎を学びました。
「入学当初は、飲食業界で働く気はまったくなかったんです。あくまでも趣味というか…（笑）でも、調理師免許を取得したら、『学んだ知識を活かしてみたい』と思うようになっていました」
その後、レストランへ転職し、調理師としてのキャリアをスタートさせた小池さん。地元に興味が芽生え始めた40歳くらいのころ、横浜市主催の「はまふぅどコンシェルジュ」講座を受講しました。
講座では、横浜の農業・農産物・食について学ぶほか、実際に生産者を訪ねて実習や視察を行いました。地域の魅力を肌で感じた小池さんは、「地元を軸に活動していきたい」と思うようになったといいます。
それからしばらくして、「森ノオト」の運営代表から「ライターをやってみないか？」と声がかかりました。さらに、勤め先のオーナーからは、キッチンカーの開業を勧められることに。どちらも地元が軸となる活動だったため、「ぜひ」と流れに身を任せた小池さん。
その結果、現在キッチンカーでは地元食材を使ったおいしいお弁当の販売を。ライターとしては、地域のイベント情報「森のマルシェネットワーク」の発信を行っています。
「元々、私自身に夢や目標はないんです。『地域活動がしたい』という想いだけだったところ、周囲の人々に導かれ・支えられてここまできた。そんな感覚でいます」と語る小池さん。
今では「コマデリ」さんの営業のほか、「はまふぅどコンシェルジュ」の活動で野菜を販売したり、なでしこリーグ一部の日体大SMG横浜の味噌作りをサポートしたり、精力的に地域に根ざした活動を行っています。
ランチタイムに地元野菜を味わうなら
「コマデリ」さんでは、キッチンカーでのお弁当販売のほか、ケータリングやロケ弁にも対応しています。お客さまのリクエストやアレルギーにも対応してお弁当を準備できるため、ご希望の方は事前に電話・メールでご相談ください。
なお、「コマデリ」さんは主に青葉区周辺で出店しています。日によって出店場所が変わるため、詳しい営業スケジュールは公式ホームページにてご確認ください。
おいしい地元野菜を手軽に・たっぷり味わえる「コマデリ」さんのお弁当。お近くに足を運んだ際は、ぜひランチタイムにテイクアウトしてみてはいかがでしょうか？
※当記事でご紹介した商品の価格は、2024年2月時点のものです。
【店舗情報】
主な出店先住所
- 青葉台駅前郵便局
横浜市青葉区青葉台2-3-4 - 佐藤農園「野彩家」
横浜市緑区十日市場町819-10 - 横浜美しが丘西郵便局
横浜市青葉区美しが丘西3-1-1 - 緑区役所
横浜市緑区寺山町118番地 - カフェ＆ファクトリー｢DEN｣
横浜市都筑区東山田4-40-23 - アートフォーラムあざみ野
横浜市青葉区あざみ野南1-17-3
営業日・営業時間
スケジュールは公式ホームページにてご確認ください。
電話番号
070-6462-4121
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取材・執筆・撮影／ヤマダユミ
