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2023.12.27

商品・サービス紹介

ガスと電気のハイブリッド給湯器「エコワン」とは?エコジョーズやエコキュートとの違いも

こんにちは、ヨコエネです。

普段ご家庭で使用しているエネルギーを「何に」「どのくらい」使用しているかご存知でしょうか?

経済産業省資源エネルギー庁による『エネルギー白書2023』の報告によると、“給湯”に使用するエネルギーはご家庭で消費しているエネルギー全体の約3割と多くを占めていることが分かります。

電気代、ガス代などの光熱費が高騰している今、少しでも毎月の光熱費を減らしたいですよね。

今回ご紹介するのは、電気とガスのエネルギーをハイブリットすることで高い省エネ性を実現した「エコワン」です。
お湯の使用量が多いご家庭や太陽光発電システムがある方は特におすすめです。

ガスと電気のハイブリッド給湯「エコワン」って?

エコワンは「ガス」と「電気」の二つのエネルギーでお湯を沸かすハイブリッド給湯器です。

一見ガスも電気も使うなら光熱費がかさむような気がしてしまいますが、そんなことはありません。
エコワンはガスと電気を賢く使い分けるため、従来型のガス給湯器に比べて給湯光熱費を削減します。

かしこく光熱費を抑えながら湯切れの心配なし!

キッチンや洗面、シャワーなどの使用量が少ないお湯は、エアコンと同じ仕組みの効率の良いヒートポンプで沸かして貯めておいたタンクからお湯を使用します。

一方でお風呂のお湯張りや複数箇所で同時にお湯を出すなど大量にお湯を使用する場合は、タンクのお湯に加えてガスで必要なお湯を補充してくれるため湯切れの心配がありません。

お湯の使用用途によってガスと電気を効率よく使い分けるエコワンは光熱費を抑えてくれることはもちろん、従来型のガス給湯器に比べてCO2排出量が少ないので、環境にも優しい給湯器です。

もしもの時も備えあれば憂いなし

ガスと電気がひとつになったエコワン。2つのライフラインがあれば、もしもの災害時にも安心・安全です。

①停電時

停電時でもガスが供給されている場合は、太陽光発電の自立運転機能(100V電源が必要)もしくは、エコワンのガス熱源機電源ケーブルをポータブル電源に接続することで、お湯を沸かすことができるようになります。

※一部のリモコンでは電源があってもご利用いただけません。台所リモコンで 【緊急時対応モード】>「ガス」 に設定が必要です。設定方法や注意事項等の詳細は、取扱説明書をご参照ください。

●太陽光発電の自立運転機能を利用

ご自宅に太陽光発電の設備がある場合は、太陽光発電の自立運転機能を利用することでガスを使ってお湯を沸かすことができます。

●ポータブル電源を利用

ご自宅にポータブル電源がある場合は、「停電モード」によりエコワンのガス熱源機電源ケーブルをポータブル電源に接続することで、お湯を沸かすことができるようになります。

②ガス停止時

ガスの供給だけが止まり電気が使用できる場合はヒートポンプが稼働してお湯をつくることが可能です。

③停電+ガス停止時

ガスと電気どちらも止まってしまった場合でも、蓄電池があればお湯を沸かすことができます。
近年頻発する自然災害に備え、蓄電池を購入された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

停電になると、多くの蓄電池は貴重な電源を有効利用するために出力できる電力を抑制します。電力を抑えながらも、生活に最低限必要な電気製品は重要負荷として接続することで使用できます。しかし、蓄電池からの電力で運転できる給湯器が接続されていなければ、停電時にお湯を使うことはできません。

エコワンは業界初※2の機能である、ヒートポンプの「電力抑制沸き上げ制御※1」を搭載しているため、冷蔵庫・テレビ・照明などの重要負荷電源への電力供給が優先されていても、ヒートポンプの消費電力を抑制するため限られた電力消費での給湯運転を行うことが可能です。

※蓄電池の仕様によって対応できない場合があります。また、蓄電池への切り替えには別途オプション品の停電検知ユニットが必要です。

※1 MBC-261VC(A)/MBC-MB261VC(A)のリモコン接続時は非対応。
※2 リンナイ㈱調べ(2016年2月時点)

④断水時

断水してしまった場合には貯湯タンク内のお湯(水)を生活用水※3として利用することが可能です。

※3  飲用としての使用は控えてください。

このように省エネ性の高いエコワンはかしこくガスと電気を使い分けて光熱費を抑えてくれるほか、万が一の時でも安心してお湯を使うことができるレジリエンス機能も備わった強い味方です。

「エコ」のつく給湯器は他にも

エコワンの他にも「エコ」のついた省エネ性能がある給湯器は「エコジョーズ」「エコキュート」が挙げられます。
そこで、「エコジョーズ」「エコキュート」それぞれについての特徴や「エコワン」との違いについてご紹介します。

「エコジョーズ」「エコキュート」それぞれの特徴について

「エコジョーズ」

リンナイ RUF-E2406AW

エコジョーズはお湯を使用する際に瞬時にガスでお湯を沸かす給湯器です。

従来型のガス給湯器との大きな違いは「少ないガス量」でお湯を沸かすこと。

従来型のガス給湯器でお湯をつくる際に捨てられていた廃棄熱を再利用したエコジョーズは、お湯を効率よく沸かすことができるため、従来型のガス給湯器に比べてガスの使用量を抑えることが可能です。

ガスの使用量を抑えることでガス代の節約、さらには廃棄熱を再利用しているためCO2排出量の削減により環境にもやさしく、まさに“エコジョーズ”な給湯器です。

(出典:リンナイ エコジョーズって何?

「エコキュート」

エコキュートはガスを使うエコジョーズと異なり「電気」でお湯を沸かす給湯器です。
オール電化のご家庭でエコキュートを使用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

エコワンでも使われているエアコンと同じ仕組みのヒートポンプ(熱をくみ上げる)式により、電気エネルギーと空気の熱を利用してお湯を沸かします。
空気の熱を利用するため少ない電気で効率よくお湯を沸かすことが可能です。

エコキュートは夜間に翌日1日分のお湯を沸かします。そのため、夜間の電気代が割安になるプラン※1を利用することで電気代を抑えられる可能性があります。

(出典:エコキュートとは? | はじめてのエコキュート | 三菱 エコキュート | 三菱電機 (mitsubishielectric.co.jp)

ここで一つ注意点。
エコキュートには翌日分のお湯をためる貯湯タンクがあり、その容量ごとにラインナップがあります。そのため使用している容量以上のお湯を使用すると、使用中にお湯が出なくなる「湯切れ」が発生します。
一部機種を除く、三菱のエコキュートは「湯切れ防止わき増し」機能や「集中湯量不足分わき増し」機能がついていますが、夜間の電気代が割安になるプラン※4を利用している場合は、昼間の割安でない電気代を使用してしまう可能性があるため、使用量に合った貯湯タンク容量を選ぶ必要があります。

貯湯タンクをもつエコキュートは、災害時に停電してしまってもタンクの中のお湯(水)を使用でき、断水時にはホースをつないでタンク内のお湯(水)を取り出して生活用水※5として使用することができます。また、蓄電池があれば給湯も可能になるため、災害時の備えとしても優れています。

※4 ご契約の電力会社や料金体系により異なります。
※5 飲用としての使用は控えてください。

「エコジョーズ」「エコキュート」それぞれと「エコワン」の違い

必要なエネルギー

エコジョーズがお湯を沸かす際に使うエネルギーは「ガス」
エコキュートは「電気」
エコワンは「ガス」と「電気」です。

エコワンが「ガス」を使ってお湯を沸かすときは“エコジョーズ”で沸かしており、「電気」を使ってお湯を沸かすときは“エコキュート”と同じくヒートポンプでお湯を沸かします。

エコワンはエコジョーズとエコキュートの高効率性を兼ね備えているため、エコジョーズ×エコキュート=“エコワン”と考えると分かりやすいかもしれません。

レジリエンス機能

お湯を使用するときにガスを使って瞬間的にお湯を沸かすエコジョーズには貯湯タンクはありません。一方、貯湯タンクを持つ「エコキュート」「エコワン」は貯湯タンクにあるお湯(水)を災害時に生活用水※5として使用することができるほか、設備があればライフラインが遮断していても給湯が可能になるため災害に強い給湯器です。

番外編:「エネファーム」

Panasonic 都市ガス用商品(バックアップ熱源機一体型)

これまで「エコ」のつく給湯器をご紹介しましたが、参考として家庭用燃料電池「エネファーム」についてもご紹介します。

給湯器はお湯をつくる機器ですが、エネファームは電気とお湯をつくる機器です。
エネファームとは「エネルギー」と「ファーム(=農場)」の造語であり、ガスで電気をつくり、発電時の熱で同時にお湯をつくることができるのでまさに一石二鳥のシステムです。

必要となるエネルギーはガスなので、ガスの使用量は増えますが、その分自宅で発電した電気を使用することでこれまで購入していた電気代を削減※2できます。

(出典:エネファームとは | 家庭用燃料電池(エネファーム) | Panasonic

エネファームは発電時の排熱でお湯をつくるだけでなく、自宅で発電できるため送電によるエネルギーロスが少なく、環境に配慮した暮らしを送ることができます。

そして、レジリエンス機能が搭載されているから、万が一の災害時にも安心。
停電時発電継続機能(つづけて発電)で停電発生時にエネファームが発電中だった場合、そのまま発電を継続して、停電時でも電気とお湯を供給してくれます。
断水時にはエコキュートやエコワン同様に貯湯タンク内のお湯(水)を生活用水※3として使用することができます。

また、ヒーター給湯機能のあるエネファームならガスが止まっても電気を使ってヒーターでお湯をつくる※4ことができ、ガス復旧までの間も安心してお湯を使用することができます。

※1 東京ガスをご利用のお客さまは「エネファームで発電エコぷらん (家庭用燃料電池契約)」をご覧ください。他のガス事業者と契約している場合は契約しているガス事業者のガス料金メニューをご確認ください(エネファーム料金が設定されない場合や適用期間が定められている場合もあります)。
※2 削減効果は、ご家庭の電気・お湯のご使用状況によって異なります。ご使用状況等によっては、安くならない場合があります。機器費、工事費はおよびメンテナンス等の費用は、光熱費削減効果の算出に当たっては考慮に入れておりません。
※3 飲用としての使用は控えてください。
※4 本機能は2021年以降発売のパナソニックのエネファームに搭載されています。給湯栓などからお湯を利用するためには、電気と水道が供給されていることが必要です。

ガス給湯器のことならヨコエネにお任せください!

どの給湯器を選ぶかは、ご家庭でのお湯の使用量や設備状況(オール電化・ガス使用の有無、太陽光発電や蓄電池の有無など)、どういった機能を重視するかなどを踏まえて選ぶことをおすすめします。

ヨコエネは担当地域ごとに事業所があり、土日も営業しています。
「給湯器を買い替えたいけどどのタイプを選んだらいいか分からない」とお困りの際は、ぜひヨコエネにご相談ください!お客さまの意向に寄り添ってご提案いたします。

ガス給湯器について相談・見積をご希望のお客さまは、こちらからお問い合わせください。

作成:2023年12月