2023.09.25
リフォームお役立ち情報
みんなは何年で浴室リフォームした？タイミングと事例紹介
「浴室は何年でリフォームするもの？」
「みんなはいつリフォームしているのだろう」
当記事では浴室リフォームの時期が気になり始めた方に向けて、浴室の耐久年数・検討するタイミング・費用相場・実際のリフォーム事例をご紹介します。
私たちヨコエネは、横浜市内の8つの行政区（西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区）にて、「東京ガスライフバル」を運営しています。
ヨコエネは、直近3年間で約840件（※）の浴室をリフォームさせていただきました。そこで今回は、これまでの経験やお客さまの声を元に、リアルなリフォーム事情を踏まえながら解説します。
※ 2020～2022年に当社で施工した、戸建て・マンションの浴室リフォームの件数に基づく。
目次
浴室は何年でリフォームする？
結論からいうと、浴室を何年でリフォームするかは、各ご家庭ごとに異なります。後述しますが、リフォームを検討し始めるタイミングがそれぞれ異なるからです。
設備交換の目安となるのが耐用年数ですが、一般的には約10〜15年といわれています。しかし、使用頻度やメンテナンス状況によっては時期が前後しますので、注意が必要です。
以下は、過去3年間で当社で浴室をリフォームした、お客さま宅の築年数です（※）。
最も割合が大きかったのは、築21〜25年のお客さまでした。また、半数以上のお客さまが、築15〜30年の間に浴室をリフォームしているのがわかります。
※集計結果には、「初めて浴室をリフォームするお客さま・複数回目のリフォームを行ったお客さま」が混在しています。
何年経っているかは関係ない！？浴室リフォームを検討するタイミング
先ほど「浴室を何年でリフォームするかは、各家庭で異なる」とお伝えしました。では、具体的に「リフォームを検討した方が良いタイミングがいつなのか」を解説します。
① 浴室設備の故障・傷・劣化がある
設備機器の故障や、浴槽・壁・床・コーキングなどの傷・劣化が見られたら、リフォームを検討し始めた方が良いでしょう。
（1）設備機器の故障
水栓金具・浴室暖房機などの設備機器は、一般的な耐用年数が約10年といわれています。故障した機器のみ修理・交換することもできますが、ほかの機器も同時期に故障することが多いため、個別に交換すると結果的にメンテナンス費用がかさんでしまうこともあるでしょう。
（2）浴槽・壁・床・コーキングなどの傷・劣化
浴槽・壁・床・コーキングなどの傷・劣化は、早急に対処することをおすすめします。なぜなら、傷や劣化している部分から内部に水が入ってしまうと、サビ・腐食・漏水の原因となる可能性があるからです。そのまま放置すると、腐食した土台の部分からリフォームしなければならず、費用が割高になってしまう可能性があります。
② 落ちないカビ汚れがある
浴室内の落としきれないカビ汚れは、清潔さが損なわれるだけでなく、健康にも影響を与える可能性があります。最新の浴室は清掃性の高い仕様となっているため、掃除の手間を省くことができるでしょう。
③ 排水口の臭いが気になる
長年の使用で悪臭を防ぐ排水トラップ（※）が劣化していたり、排水口内部に悪臭の原因となる汚れが蓄積していたりする場合があります。きれいに掃除しても臭いが気になる場合は、浴室ごとリフォームするのも一つの手です。
※排水管に一定の水を貯め、悪臭や害虫が浴室内に侵入するのを防ぐ設備。
④ ライフスタイルの変化
子どもが生まれる・介護が必要になるなど、ライフスタイルの変化からリフォームを検討することもあります。滑りにくい床やまたぎやすい浴槽など、小さなお子さんからご高齢の方まで安心して使える浴室にリフォームすると良いでしょう。
⑤ 快適性を高める
最新の浴室には調光・音響機能やジェットバス・打たせ湯など、快適なバスタイムを楽しめる機能が備わっているものも。バスタイムの満足度を高めたい・もっとリラックスできる空間にしたい方は、ぜひ最新設備をチェックしてみてください。
最新の設備機器は、従来品より省エネ性能が高まっているものもあります。「故障していないから」と既存の機器を使い続けることで、知らないうちに光熱費が割高になってしまっている可能性も。リフォームすれば、家計に優しい暮らしができるようになるかもしれません。
【何年で浴室リフォームするか気になったら】費用・期間・注意事項を知る
「浴室は何年でリフォームするものなのか」と考え始めると、気になるのが費用相場や期間。現在マンションにお住まいの方には、いくつか知っておいていただきたい注意事項もご紹介します。
① 浴室リフォームの費用相場
浴室リフォームの費用相場は、既存の浴室が「ユニットバス」なのか「在来浴室」なのかによって異なります。「ユニットバス」はパネルを組み立てて作る浴室を指し、戸建て・マンション共に最も普及しているタイプ。「在来浴室」はタイルを使用した、昔ながらの浴室のことです。
おおよその費用相場は以下の通りです。
- ユニットバスからユニットバスへの交換：約60〜150万円
- 在来浴室からユニットバスへの交換：約65〜150万円
- 在来浴室から在来浴室への交換：約60〜200万円
- 浴室の拡張や増築・移動を伴う大規模なリフォーム工事：約75〜250万円
在来浴室へのリフォームや、大規模なリフォーム工事は高額になりやすい傾向です。また、ユニットバスへの交換費用は、どのグレードの設備を選ぶのかによっても変わってきます。
より詳しい解説は、以下の記事でご確認ください。
>> 【浴室タイプ別】浴室リフォームの費用相場と金額を抑える方法4選
② 浴室リフォームの工事期間
浴室リフォームの工事期間は、既存の浴室とリフォーム後の浴室のタイプによって異なります。
- ユニットバスからユニットバスへのリフォーム：3〜4日程度
- 在来浴室からユニットバスへのリフォーム：3日～1週間程度
- 在来浴室から在来浴室へのリフォーム：3週間〜1ヶ月程度
既存の浴室の解体後に、シロアリ被害や腐食などが判明することもあります。その場合は、さらに工事日数が追加となるためご注意ください。
より詳しい解説は、以下の記事でご確認ください。
>> お風呂はいつから使える？浴室リフォームの工事期間を徹底解説
③ マンションで浴室リフォームするときの注意事項
マンションで浴室をリフォームする際には、いくつかの注意点があります。
（1） 事前に管理規約を確認する
マンションの管理規約には、指定のリフォーム会社や管理組合への届出方法など、浴室リフォームに関する条件が記載されていることがあります。事前に管理規約をしっかり確認してください。
（2） 排水管修繕の時期を確認する
マンションは排水管の定期的なメンテナンスが必要です。排水管修繕は浴室の床下配管を交換する必要があり、タイミングが悪いとリフォーム後に浴室を取り壊すことになってしまいます。ご注意ください。
（3） ユニットバスにリフォームできない場合がある
浴室のサイズや梁・柱の有無など、設置条件によってはユニットバスにリフォームできない場合があります。その際は、以下の方法で工事することになるでしょう。
- 浴室塗装（フッ素系塗料などで既存浴室をコーティングする）
- パネル工法（既存浴室の上からパネルを貼る）
- 在来工法
- オーダーメイド品でリフォーム
より詳しい解説は、以下の記事でご確認ください。
>> 浴室リフォームの流れとマンションならではの注意点を解説
何年で浴室リフォームした？ヨコエネの施工事例の紹介
①【築15年】快適な浴室へのリフォーム
住居タイプ：戸建て
使用商品 ：TOTO サザナ
水栓金具の不具合がきっかけとなり、浴室リフォームを検討し始めたお客さま。リフォームの決め手となったのは、最新設備の快適性でした。冷たく感じていた床は、柔らかい踏み心地の「ほっカラリ床」を採用。浴室の広さを生かしたワイド浴槽では、半身浴が楽しめるようになりました。
②【築23年】冬場の寒さを解消するリフォーム
住居タイプ：戸建て
使用商品 ：TOTO サザナ
「冬場の浴室の寒さをなんとかしたい」と、リフォームをご依頼いただきました。そこで、浴室と脱衣所の両方に暖房機を設置し、最初の一歩がひんやりしない「ほっカラリ床」を採用。ゆったりと浸かって足を伸ばすことができる浴槽にしたことで、毎日快適な入浴をお楽しみいただいています。
③【築30年】脱衣所との段差を解消するリフォーム【横浜市西区】
住居タイプ：戸建て【横浜市西区】
使用商品 ：TOTO サザナ
洗面台の交換工事の際、浴室側の柱が腐食していることが発覚。後日浴室リフォームも行うことになりました。「脱衣所と浴室の段差をなくしたい」とご要望をいただき、最新のバスルームにリフォームすると同時に段差も解消しました。
＼浴室リフォーム他、施工事例を更新中／
何年で浴室リフォームするかはあなた次第！
浴室を何年でリフォームするかは、各家庭によって異なります。過去にリフォームされたお客さまが検討を始めたきっかけは、設備の劣化・清掃性の向上・ライフスタイルの変化などさまざま。
今お使いの浴室に少しでも気になることがあったら、以下の記事でどんな最新機能があるのかチェックしてみてください。
>> 戸建ての浴室リフォームはいくらかかる？費用相場と3つの機能のポイントを解説
>> 浴室リフォームの流れとマンションならではの注意点を解説
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作成：2023年8月
