2025.03.19
リフォームお役立ち情報
外壁塗装に最適な時期は?季節別の傾向と選び方5選

「外壁塗装はどの季節に行うべき?」
「失敗しないためにはどうしたらいいのだろうか」
当記事では、外壁塗装を行うのにおすすめの季節についてご紹介します。
私たちヨコエネは、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、「東京ガスライフバル」を運営しています。
ヨコエネは過去3年間で108件(※)の外壁塗装を施工しました。そこで今回は、外壁塗装で失敗しないためのポイントについても、詳しく解説します。
※2020~2022年の施工実績のうち、工事件名に「外壁塗装」を含む工事件数に基づく。

目次
外壁塗装に適した季節は?

屋外工事である外壁塗装は天候に大きく影響されますが、適切な季節を選ぶことで、仕上がりの品質を保ち、工期の遅れを防ぐことができます。最適な気象条件は「気温5℃以上・湿度85%未満」(※)の環境で、これより低い気温や高い湿度の場合や、雨・積雪による天候不良の際には、以下の問題が発生する可能性があります。
※建築工事標準仕様書・同解説 JASS18塗装工事より
● 塗料の乾燥不良
● 雨水が混入することで、仕上がりが悪化する
● 不十分な乾燥状態で重ね塗りすることで、将来的に塗装が剥がれる
地域差はあれど、一般的には春・秋が外壁塗装のベストシーズンと言われています。ただし、積雪や気温が氷点下となる地域を除き、適切な気象条件が揃えば、一年を通して施工は可能です。
【季節別】外壁塗装のメリット・デメリット

季節別に、外壁塗装のメリットとデメリットをご紹介します。
春:3〜5月
比較的天候が安定しているため、ベストシーズンとして推奨されています。気温・湿度が安定していて塗料が乾燥しやすく、品質の高い仕上がりが期待できます。しかし、春雨前線の影響で工事が中断する可能性があること、また塗料が乾く前に砂埃や黄砂が付着するリスクが考えられるでしょう。雪が残る北部や高地、気温が5℃を下回る地域は施工が難しい場合もあります。
梅雨:6〜7月中旬
梅雨どきは雨の影響を大きく受けるため、工事の進行や仕上がりにさまざまな影響を与える可能性があります。雨が続くと作業できない日が増えたり、湿度が高く乾燥しにくいため、作業全体が遅れてしまうだけでなく、施工不良が発生するリスクが高まる可能性もあります。工事自体は不可能ではありませんが、通常よりも長い工期を見込んでおいた方が良いでしょう。
ですが、多くの人がこの季節を避ける傾向にあるため、通常は予約が取りにくい優良企業でも、比較的スケジュールを確保しやすいかもしれません。また、リフォーム会社によっては通常よりも割引価格で施工してもらえることもあるでしょう。
夏:7月下旬〜9月
夏は強い日差しと長い日照時間により、塗料が均一に乾燥して高品質な仕上がりが期待できます。また、作業時間を十分に確保できるようになるため、効率的に工事を進められるでしょう。しかし、台風シーズンに入るため、天候が急変するリスクがあります。また、猛暑日には塗料が乾燥しすぎて品質低下を招く恐れもあるため、優れた技術を持ち合わせたリフォーム会社を選びたいところです。
秋:10〜11月
秋も天候が安定しているため、ベストシーズンとされています。空気が乾燥しているため、各工程の乾燥時間が短縮され、工事全体がスムーズに進められるでしょう。秋雨前線によって工事が中断するリスクもありますが、比較的雨が少ない時期のため、休工する日が少ないことが予想されます。
冬:12〜2月
気温の低下や降雪の可能性から、外壁塗装には適さない時期とされています。気温が低いと塗料の乾燥に時間がかかり、結露も発生しやすくなるため、品質低下のリスクが高まるからです。しかし、降雪地域以外では湿度が低くなるため、場所によっては実施可能な場合もあるでしょう。冬は業界の閑散期にあたるため、リフォーム会社の予約が取りやすく、場合によっては割安な価格で工事を引き受けてもらえる可能性があります。しかし、「年内に工事を完了させたい」という需要があるのも事実で、12月は意外と混み合うこともあるため注意が必要です。
外壁塗装の季節を決める上での注意点

外壁塗装を行う季節は、気温や湿度だけでなく、以下の注意点も考慮して検討してください。
1. 換気できない
塗料の飛散や臭気が室内に入り込むのを防ぐため、工事期間中は基本的に窓を開けられません。換気が必要な場合は、キッチンや浴室の換気扇を利用して対応することになるでしょう。冬場に換気が必要とされる暖房器具を使っているご家庭は、別の対応策を検討することをおすすめします。
2. エアコンが使えない場合がある
施工箇所や設置状況によっては、室外機を養生するため、エアコンが使用できない場合があります。そのため、リフォーム会社による現場調査の際に、工事中にエアコンが使用できるかどうか先に確認した上で、時期を検討しましょう。
3. 布団・洗濯物が干せない
工事中は家の周囲に足場が設置されるため、普段通りに洗濯物や布団を外に干すことができません。せっかく洗った洗濯物が汚れるリスクもあるため、期間中は室内干しに切り替えるか、衣類乾燥機を使用するとよいでしょう。
4. 騒音が発生する
塗装作業自体は比較的静かですが、足場の設置・解体や高圧洗浄機の使用時には作業音が発生します。それぞれの工程は半日から1日ほどかかるため、リモートワークや受験を控えた家族がいる場合は、計画的にタイミングを見定めましょう。なお、トラブルを防ぐためにも、工事前に近隣住民へ挨拶回りをしておくと安心です。
5. 長期間の外出を控える
工事中に長期間にわたって家を留守にするのは、控えた方が無難です。家全体が足場と飛散防止シートで覆われるために、外からの視線が遮られ、空き巣にとって侵入しやすい環境となるからです。また、施工中は複数の作業員が出入りするため、不審者が紛れ込みやすい状況にもなります。そのため、旅行などに出かける時期を避けて計画しましょう。
後悔しない!外壁塗装リフォームのポイント

外壁塗装工事で後悔しないためには、3つのポイントを抑えてリフォームしましょう。
1. 3ヶ月前にリフォーム会社を選ぶ
優良企業は早期に予約が埋まることも珍しくないため、希望時期に施工するためには、余裕をもって3ヶ月前からリフォーム会社探しを始めましょう。複数社から見積りを取り、比較検討することをおすすめします。
2. 色はワントーン抑えめに
色を選ぶ際、カタログで見た色と、実際に広い面積に塗ったときの印象が異なることがあります。これは「面積効果」と呼ばれており、面積が大きいと明るい色はより明るく、暗い色はさらに暗く見える傾向があります。そのため、明るい色を希望する場合はワントーン暗めを、暗い色を選ぶ際はワントーン明るめを選択するのがおすすめです。塗り直しには追加費用がかかるため、仕上がりを慎重にイメージしましょう。
3. 費用を抑えたいなら閑散期の施工を検討する
春・秋の繁忙期は、工事費用が高くなる傾向があります。一方、梅雨・冬などの閑散期は受注数が減少するため、通常よりも安い価格で工事を行うリフォーム会社もいるでしょう。費用面を重視する方は、あえて閑散期を選択肢に入れてみてもいいかもしれません。工事は信頼できる業者を選びましょう。
外壁塗装の基礎知識

一般的に、外壁塗装は塗料の耐用年数から、約10年ごとのメンテナンスが推奨されています。ですが、立地環境によっては、規定の耐用年数までもたない場合があります。外壁塗装の劣化を見分けるサインは4つです。
塗料の成分が太陽光や水などの影響で劣化し、手で触れると白色などの塗料の粒子が手につく現象。
② クラック(ひび割れ)
ひび割れから雨水が侵入すると、下地材が腐食する原因となります。
③ シーリングの切れ
外壁の目地を埋めるシーリングがひび割れたり切れたりしていると、そこから雨水が侵入し、下地材が腐食する原因となります。
④ 微生物汚染
外壁に発生するカビ・苔・藻は、塗料の保護機能を低下させます。
上記のサインが現れている場合は、早めに外壁塗装を行うのがおすすめです。
外壁塗装の施工事例
ヨコエネが担当した、外壁塗装の施工事例をご紹介します。
1. 個性がキラリ!鮮やかなブルーの外壁の家




使用商品 :日本ペイント パーフェクトトップ
工事期間 :約1ヶ月
住居タイプ:戸建て
これまでに何度か外壁塗装を行っていましたが、今回初めてホワイト以外の外壁色に挑戦。瓦屋根の漆喰部に経年劣化が見られたため、同時に改修工事を行いました。
施工事例の詳細はこちら。
2. お気に入りのおうちの雰囲気はそのままに! 屋根・外壁リフォーム




使用商品 :エスケー化研 トレビアンコート
工事期間 :約3週間
金額 :1,690,000円(税込)
住居タイプ:戸建て【横浜市】
「家の雰囲気を保ちつつきれいにしたい」とのご要望を受け、外観の雰囲気を崩さずに塗装しました。足場が必要となる作業は事前調査の際にご説明し、ご納得いただいたうえで工事を実施。「気配りしてくださる職人さんのおかげで、長期間の工事でもストレスなく、安心して任せられました」との声をいただきました。
詳しい施工事例はこちらから。
3. おしゃれでモダンな黒い家に!理想の家を実現する外壁リフォーム


使用商品 :外壁仕上げ塗料 日本ペイント パーフェクトトップ
屋根仕上げ塗料 日本ペイント サーモアイSi
工事期間 :約20日間
住居タイプ:戸建て【横浜市都筑区】
黒を主体とした塗装をご希望でしたが、濃い色への塗装を躊躇されていたお客さま。試し塗りを確認していただきながら施工を進めた結果、仕上がりにご満足いただけました。
詳しい施工事例はこちらから。
横浜で外壁塗装をするなら、ヨコエネにおまかせ!

一般的には、「春と秋」が外壁塗装に最も適した季節です。ただし、最適な気象条件は「気温5℃以上・湿度85%未満」の環境であるため、積雪や気温が氷点下となる地域を除けば、一年を通して施工可能です。工事中は、窓が開けられない・洗濯物が干せないなど、日常生活にも制限が出てきます。そのため、施工時期は家族のスケジュールと照らし合わせて、よく検討してください。
「実際にどんな工事が必要なのか」など、外壁塗装に関する疑問を解決したい方は、ヨコエネの外壁無料診断をご利用ください。
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作成:2025年2月