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2024.09.25

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【2024年版】断熱リフォームの種類と補助金ガイド

「断熱リフォームってどんな種類があるの?」
「費用はいくらかかる?」

当記事では、断熱リフォームの種類や工事内容・概算費用などを解説します。

私たちヨコエネは、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、「東京ガスライフバル」を運営しています。
ヨコエネは、ガス・水まわりから屋根や外壁まで、お家全体のリフォームを手がけています。断熱リフォームは国や自治体から補助金が受給できる場合があるため、今回はそれぞれの制度の詳細についてもご紹介します。

横浜市で住宅リフォームなら東京ガスグループのヨコエネーヨコエネが選ばれる3つの理由_断熱窓

断熱リフォームとは

断熱リフォームとは、壁や天井などに断熱材を入れたり、断熱塗料を塗布したりして、住宅の断熱性能を向上させる工事のことです。断熱リフォームを行うと、冬は暖房の熱を逃がさず、夏は外気の熱を遮断できるため、光熱費の節約やカビ・結露対策になります。

断熱リフォームは、大きく分けて2つの工法があります。

1. 内断熱工法

壁や天井の内側に断熱材を詰める方法です。室内側から施工するため、足場を組む必要はなく、使用する断熱材は比較的安価なものが多くあります。

ただし、室内の壁紙を剥がす必要があるため、工事中は生活に支障が出る可能性があります。さらに、柱がある部分は断熱材が詰められないため、外断熱工法と比べてやや断熱効果が劣る場合もあるようです。

2. 外断熱工法

外壁・屋根・基礎部分の外側に、断熱材を施工する方法です。柱や梁の外側から断熱材を覆うため、高い効果が得られます。最大のメリットは、通常の生活を続けながら工事ができることです。

一方で、壁の厚みが増すため、狭小地の場合は注意が必要です。また、断熱材がやや高価になる傾向があります。

上記の工法は解体工事が必要となる場合がありますが、部位によっては設備を交換するだけで済むものもあります。

断熱リフォームの種類

断熱リフォームは、主に5種類あります。

1. 窓

窓の断熱リフォームは、家の断熱性能を大幅に向上できるため、断熱工事の中では最優先で行いたい箇所です。なぜなら、住宅のなかで熱の出入りが最も多いのは、窓やドアなどの開口部だからです。

おすすめは内窓の設置で、費用対効果と工期の面で優れています。

一般的な窓断熱リフォームの場合
工事内容:内窓の設置
工事期間:約1時間/箇所
概算費用:〜40万円未満/箇所

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2. 壁

壁の断熱リフォームは、既存の壁に断熱材を施工する工事です。使用する断熱材はさまざまありますが、一般的なのはガラス繊維のグラスウールです。ほかに発泡プラスチック系のボード状の断熱材や、ウレタンなどの吹き付け断熱材なども使用されます。

一般的な壁断熱リフォームの場合
工事内容:壁の断熱リフォーム
工事期間:1週間〜1ヶ月
概算費用:4,000〜30,000円程度/㎡

3. 天井

天井の断熱リフォームは、断熱材を天井の上側から敷設または吹き込む方法と、室内側から張り上げる方法があります。なかでも綿状の断熱材を吹き込む方法は、障害物が多い天井でも施工しやすいです。

なお、天井裏に人が入れる場合は、既存の天井を解体せずに施工可能です。しかし、そうではない場合は、解体・内装費用が追加されて高額になる傾向があります。

一般的な天井断熱リフォームの場合
工事内容:断熱材を敷設
工事期間:2~4日
概算費用:40,000〜80,000円程度/㎡

4. 床

床の断熱リフォームは、主に床下から断熱材を追加する方法で行われます。使用される断熱材は、発泡プラスチック系のボード状のものが多く、グラスウールなども使用されます。戸建て住宅の場合は、床材を剥がさずに断熱材を入れられるケースが多いです。

また、希望すれば同時に床材の張り替えや、床暖房の敷設工事も可能です。

一般的な床断熱リフォームの場合
工事内容:床下から断熱材を設置
工事期間:1~6日
概算費用:4,000〜8,000円程度/㎡

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5. 屋根・外壁

屋根・外壁を断熱リフォームするなら、「外断熱工法」と「断熱塗装」の2種類の選択肢があります。「外断熱工法」は、既存の外壁材を撤去して断熱材を設置したあと、再び外壁材を取り付ける工事です。高い断熱効果は得られますが、費用が高くなりがちです。

対して、「断熱塗装」は断熱効果のある塗料を塗布する方法です。費用は塗料の種類によって変わりますが、比較的安価に抑えられます。

一般的な屋根・外壁の断熱リフォームの場合
工事内容:断熱塗装
工事期間:2~4週間
概算費用:30,000〜60,000円程度/坪
(住宅の階数や立地、建物の形状により費用は異なります。)

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断熱リフォームの費用を抑える方法

断熱リフォームの種類によっては、まとまった初期費用が必要です。そこで、費用を抑える方法をご紹介します。

1. 内外装のリフォームと同時に施工する

壁の断熱リフォームは、既存の壁を剥がす必要があるため、単独で施工すると内装の復旧に多くの費用がかかります。そこで、内装のリフォームや外壁の張り替えなどと合わせて行えば、工事費用を節約できます。

2. 効果の高い箇所に絞って施工する

すべての部屋や箇所を均等に断熱するのではなく、住宅の状況や生活スタイルに応じて、重点的に施工する場所を選ぶと良いでしょう。例えば、滞在時間の長いリビングや寒暖差の大きい洗面所・浴室などの工事を行う、「部分断熱」という方法もあります。

3. 解体工事が不要な工法を選ぶ

解体工事が不要な工法を選べば、全体的な費用を抑えられます。例えば、床断熱リフォームは、床下から施工できる方法を選択する。天井や壁よりも、まずは内窓の設置を最優先させれば、断熱効果を得つつ費用を抑えられます。

4. 補助金を利用する

断熱リフォームは国や自治体が積極的に補助金を支給しています。断熱リフォームを検討する際は、利用できる補助金がないかどうか、事前に確認しましょう。

断熱リフォームで利用できる補助金

断熱リフォームで利用できる補助金について、ご紹介します。(2024年7月時点)

1. 先進的窓リノベ2024事業

① 概要

断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を促すことで、エネルギー費用負担の軽減、健康で快適なくらしの実現及び家庭からのCO2排出削減に貢献するとともに、断熱窓の生産効率向上による関連産業の競争力強化と成長を実現させることを目的とする事業です。

② 対象工事と補助金額

対象工事補助金額
ガラス交換5,000〜55,000円/枚
内窓設置23,000〜112,000円/箇所
外窓交換(※)カバー工法43,000〜266,000円/製品
はつり工法46,000〜266,000円/製品

※建て方の違いにより補助額が異なります。詳しくはホームページにてご確認ください。
※「先進的窓リノベ2024事業」には、このほかにドア交換も対象となる場合がございます。

③ 上限額

補助上限は1戸あたり200万円

④ 注意事項

補助金には受給条件・予算枠があり、状況によっては適用されない場合があります。申請手順などの詳細や最新の交付申請状況は、必ずホームページにてご確認ください。

2. 子育てエコホーム支援事業

① 概要

住宅の所有者等がエコホーム支援事業者と工事請負契約等を締結し、注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入のほか、自宅のリフォーム工事をした際に、費用の一部を補助する事業です。
なお、子育て世帯・若者夫婦世帯が自ら居住する住宅に行うリフォーム工事で、既存住宅を購入しリフォームを行う場合、または長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合は、補助上限金額が引き上げられます。(詳しくはこちら

② 対象工事と補助金額

対象工事補助金額
ガラス交換(※)3,000〜14,000円/枚
内窓設置・交換17,000〜34,000円/箇所
外窓交換
外壁・屋根・天井・床の断熱改修20,000〜151,000円/戸

※ 障子枠(ガラス+フレーム)のみを交換し、枠を交換しない、または新たに設置しない場合には、ガラス交換として取扱います。ドアに付いているガラスのみ交換の改修は対象外となります。
※ その他の詳しい条件はホームページをご覧ください。

③ 補助金額

補助額の累計が5万円以上になった場合のみ、補助の対象となります。(※)

(注)内窓のリフォーム工事のみで累計補助額が5万円以上とならない場合は、ほかの対象工事と組み合わせて申請可能です。詳しくはホームページをご覧ください。

※ 例外として、「先進的窓リノベ2024事業」「給湯省エネ2024事業」「賃貸集合省エネ2024事業」のいずれかにおいて交付決定を受けている場合は、「子育てエコホーム支援事業」において申請する補助額の合計が2万円以上であれば、補助対象となります。

③ 上限額

原則、1戸あたり20万円を補助上限とします。ただし、以下に該当する場合は、上限額が引き上げられます。

  1. 子育て世帯または若者夫婦世帯が、自ら居住する住宅に行うリフォーム工事
    • 子育て世帯:
      申請時点において、2005年4月2日以降(※)に出生した子を有する世帯。

      ※ 令和6年3月31日までに工事着手するものについては、2004年4月2日以降

    • 若者夫婦世帯:
      申請時点において夫婦であり、いずれかが1983年4月2日以降(※)に生まれた世帯。

      ※ 令和6年3月31日までに工事着手するものについては、1982年4月2日以降

  2. 既存住宅を購入しリフォームを行う場合、または長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合
世帯条件住宅の購入長期優良住宅
の認定
補助金の
上限額
子育て世帯
または若者夫婦世帯
あり
(※1)
-60万円/戸
なし受ける45万円/戸
(※2)
なし受けない30万円/戸
(※2)
その他の世帯
(※3)
-受ける30万円/戸
-受けない20万円/戸

※1 売買契約額が100万円(税込)以上であり、令和5年11月2日(令和5年度経済対策閣議決定日)以降に売買契約を締結したもの。また、自ら居住することを目的に購入する住宅について、売買契約締結から3ヶ月以内にリフォームの請負契約を締結する場合に限る。
※2 自ら居住する住宅でリフォーム工事を行う場合に限る。
※3 法人・管理組合を含む。

④ 注意事項

補助金には受給条件・予算枠があり、状況によっては適用されない場合があります。詳細や最新の交付申請状況は、必ずホームページにてご確認ください。

横浜で断熱リフォームをするなら、ヨコエネにおまかせ!

断熱リフォームの種類は、窓・壁・天井・床・屋根・外壁とありますが、最優先すべきは熱の出入りが大きい窓です。住宅の状況や予算に合わせて、上手に費用を抑えながら断熱リフォームを行いましょう。

なお、ヨコエネは断熱などのリフォームが対象となっていた補助金制度の申請を、921件(※)担当させていただきました。補助金を利用した断熱リフォームをご希望のお客さまは、ぜひお気軽にご相談ください。ヨコエネのリフォームが選ばれる理由はこちら

※「住宅省エネ2023キャンペーン」当社申請件数(工事内容問わず)

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<出典>

LIXIL 断熱性能が高い窓で夏も冬も快適に
先進的窓リノベ2024事業
子育てエコホーム支援事業

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