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2023.12.22
住まいのお困りごとQ&A
【ガス機器修理のプロが教える】給湯器のお湯が出ない5つの原因と対処法
「給湯器のお湯が出ない」
「お湯が出なくなった原因はなに?」
当記事では、給湯器のお湯が出ない原因と対処法について解説します。
私たちヨコエネは、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、「東京ガスライフバル」を運営しています。
ヨコエネは、直近1年間で約9,800件(※1)の給湯器修理を対応いたしました。給湯器の修理依頼のうち、約30%は「給湯器が運転しない」「お湯が出ない」という問い合わせであり、よくあるトラブルです。
そこで今回は、給湯器に関するお問い合わせや修理実績を踏まえ、修理を依頼するかどうか見極めるポイントについても解説します。
※1 2022年11月~2023年10月までに実施した、当社の給湯器修理件数に基づく。
目次
給湯器からお湯が出ない原因
給湯器からお湯が出ない主な原因は、以下の5つです。
① 給湯器の故障・不具合
給湯器本体に何らかの故障や不具合が起きているために、お湯が出ないケースです。給湯器のリモコンに、数字やアルファベットのエラーコードが表示されていたら、給湯器本体の問題である可能性も考えられます。
(エラーコードが表示されていても、給湯器側の故障とは限りません。後述するガス供給の問題や天候の問題で一時的に不具合が生じるなど、さまざまなケースが考えられます。また、給湯器本体に問題があっても、エラーコードが表示されない場合もあります。)
② 給湯配管の凍結
給湯器と蛇口を繋ぐ給湯配管が凍結すると、お湯が出なくなります。ほとんどの給湯器には「凍結防止機能」が備わっていますが、給湯器に接続されているドレン配管・給水・給湯配管などは、この機能では保護されません。急激に気温が低下した場合は、配管が凍結しているかもしれません。
③ 給湯配管の水漏れ
給湯配管から水漏れしていると、お湯が蛇口まで届かないことがあります。給湯配管は家の外回りだけでなく、壁内に隠れている場合もあります。普段とは違う様子の部分がないかどうか、確認が必要です。
④ 蛇口の故障
給湯器ではなく、蛇口の故障が原因でお湯が出ないことがあります。ほかの蛇口やシャワーからお湯が出るか・出ないかで、故障しているかどうか判別できます。
⑤ ガスが遮断されている
給湯に必要なガスが遮断されている可能性があります。ガスは給湯器の元栓やガスメーターで遮断されるため、元栓が開いているか・他のガス機器が使えるか確認しましょう。
給湯器からお湯が出ないときの対処法
給湯器からお湯が出ないときの、具体的な対処法をご紹介します。次のステップに沿って、確認していきましょう。
ステップ① リモコンを確認する
給湯器のリモコンの電源が入っているか、適切な温度設定になっているかを確認しましょう。「電源を切っていた」「ブレーカーが落ちていた」「別の家族に設定温度を変えられていた」というケースがあります。
ステップ② エラーコードを確認する
リモコンの画面に、エラーコードが表示されているか確認しましょう。一例ですが、お湯が出ない場合に表示されやすいエラーコードは、「140」「111」「290」です。
エラーコードが表示されている場合は、各メーカーのサイトで内容を確認し、記載の通りに対処してください。
ステップ③ ほかの蛇口を確認する
キッチン・浴室・洗面台など、ほかの蛇口からお湯が出るかどうかを確認しましょう。ほかの蛇口から問題なくお湯が出るのであれば、お湯の出ない蛇口の止水栓が開いているかどうかを確認してください。
止水栓のある場所は、キッチン・洗面台の蛇口ならキャビネットの中、浴室の蛇口なら本体の根本です。
(画像:TOTO 水栓の予備知識)
止水栓はマイナスドライバーで調整でき、反時計回りに回すと開けられます。上記を試してもお湯が出ない場合は、蛇口本体の故障が考えられます。
ステップ④ ほかのガス機器を確認する
ステップ③でほかの蛇口からもお湯が出なかった場合は、家全体のガスが遮断されている可能性があります。ガスコンロやファンヒーターなど、ほかのガス機器が使えるかどうかを確認しましょう。
もし、ほかのガス機器が使える場合は、機器の元栓が開いているかどうかを確認してください。元栓のツマミが縦になっていたら、開いている状態です。
元栓が開いているのに使えない場合は、家全体のガスがガスメーターで遮断されている可能性があります。ガスメーターは震度5強相当以上の大きな揺れを感じたときや、ガスが連続して一定時間流れ続けた場合などに、自動的にガスを止める機能が備わっています。
ガスメーターの設置場所は、戸建住宅は家の外回り、集合住宅は物件の外回りか共用廊下のメーターボックスの中です。
<戸建住宅>
<集合住宅>
ガスメーターの赤ランプが点滅している、または液晶画面に「ガス止」「止」が表示されていたら、ガスメーターでガスを遮断しているサインです。その際は、ガスメーターの復帰方法をお試しください。
ステップ⑤ 給湯器を確認する
ステップ④でほかのガス機器が使える場合は、給湯器本体の不具合が考えられます。以下に沿って順番に確認しましょう。
(1)電源コンセント
給湯器の電源コードが、きちんとコンセントに刺さっているかどうかを確認しましょう。給湯器の下に配管カバーが付いているタイプは、カバーを外して確認してください。コンセントが抜けていた場合は、差し込んだあと右に回してくださいね。
また、落雷により過剰な電流を察知した場合は、給湯器の安全装置が働いて稼働を止めることがあります。その際は、給湯器のコンセントを抜いて、10秒ほど置いてから差し込んでみてください。
(2)ガスの元栓
給湯器のガスの元栓が開いているか確認しましょう。元栓のツマミが縦になっていたら、開いている状態です。
(3)給水元栓
給水元栓が開いているかどうかを確認しましょう。完全に開いていないとお湯が出ない場合があります。
(4)水抜き栓のフィルター
本体のすぐ下にある水抜き栓のフィルターにゴミが溜まると、お湯が出ないことがあります。フィルターを取り外し、歯ブラシなどで水洗いしてください。
(5)給湯配管
本体から伸びる給湯配管が凍結・水漏れしていると、お湯が出ないことがあります。急激な寒さで凍結している場合は、こちらの対処法をお試しください。水漏れしている場合は給湯器の使用を中止し、機器の販売店や最寄りのガス会社にご相談ください。
給湯器からお湯が出ないときの修理依頼のポイント
前述の対処法を試しても給湯器のお湯が出ない場合は、修理を検討しましょう。使用中の給湯器に保証がついている場合は、保証店に修理を依頼してください。特に依頼先が決まっていない場合は、以下のポイントで選ぶと安心です。
① 豊富な修理実績
修理実績が多い会社は、それまでの経験に裏付けされた技術力を持っていると考えられます。詳しい故障状況を伝えるだけで原因を想定し、必要な部品を持って修理に来てもらえる場合もあるでしょう。
② 対応スピード
お湯が出ないと、冬場は特に困ってしまいます。対応スピードの早い修理会社を選べば、不便な時間を短縮できるでしょう。
③ 修理保証
修理直後は直っていても、数日後に再度不具合が発生してしまう場合が少なからずあります。そのため、一定期間の修理保証がある会社だと安心です。
なお、賃貸物件に住んでいる場合は、管理会社や大家さんを介して、修理依頼をしてもらいましょう。
東京ガスグループの給湯器の修理対応の流れ
ヨコエネを含む、東京ガスグループの給湯器の修理対応の流れをご紹介します。
- WEBまたは修理専用フリーダイヤル(0120-888-777)にて修理を予約
24時間365日いつでもご予約いただけます。
○【WEB(インターネット)予約】
12時までのお申込みは最短で当日のご訪問が可能です。(※2)
注)「@tokyo-gas.co.jp」からのメールを受信できるようにしてください。
○【電話予約】
月曜~土曜17時まで・日曜・祝日15時までのお申込み:最短で当日のご訪問可能。(※2)
月曜~土曜17時以降・日曜・祝日15時以降のお申込み:翌日以降のご訪問。
※2 お申し込み状況や故障の内容によっては、当日のご訪問ができない場合があります。
○【ヨコエネで給湯器修理を承るエリア】
横浜市内の8つの行政区
[西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区]
(上記以外のエリアは、担当の東京ガスグループ[東京ガスライフバル・エネスタ・エネフィット]が対応いたします。)
- 修理訪問
作業内容・立ち入り場所などについて事前にご説明いたします。
ご不明な点があれば作業中でもお気軽にお声がけください。
- 診断/見積り
修理スタッフがトラブルの原因を確認し、修理基本料(※3)・技術料・部品費などすべて含めた総額のお見積り金額をご提示します。事前のお知らせなく、お見積り金額確定後に追加請求をすることはありません。
※3 修理基本料(税込4,400円)は、出張費・故障診断費・簡易的な一次対応費にて構成されます。
- 修理/安全確認
技術認定を受けた修理スタッフが丁寧に作業します。作業場所や工具類を置く場所はシートなどで養生を行い、お住まいに傷や汚れがつかないようにします。作業後は修理内容に合わせた安全確認(ガス漏洩検査、点火試験、通水試験など)を行います。
- お支払い
作業結果のご説明の後、修理費用をお支払いいただきます。
お湯が出ない給湯器を交換した方が良い場合
お湯が出ない給湯器は、一概に「すべて修理した方が良い」とはいえません。なぜなら、給湯器には耐用年数があり交換した方が良い場合があるからです。
一般的に、給湯器の耐用年数は約10年と言われています。もし「耐用年数に近い・耐用年数を過ぎている」給湯器が故障した場合、修理したあとに別の不具合が新たに発生する可能性があります。
修理の回数が増えれば出費も増えます。設置後長い年数が過ぎている場合、修理したあとに短期間しか使えない可能性も高いため、交換も視野に入れることをおすすめします。
横浜でお湯が出ない給湯器を修理するなら、東京ガスグループにおまかせ!
給湯器のお湯が出ないことに気づいたら、5つのステップで原因を突き止めて対処しましょう。修理を依頼する前に使用年数を確認し、修理するか交換するか検討してください。修理の際は、安心して任せられる会社を選んでくださいね。
なお、5つのステップを自分で確認するのが難しい場合は、直接東京ガスグループにお電話いただいても構いません。 東京ガスグループでは、給湯器を含むガス機器の修理を、24時間365日受付しています!最短の場合、受付当日に出張することも可能(※2)
※2 お申し込み状況や故障の内容によっては、当日のご訪問ができない場合があります。
さらに、東京ガスグループは水まわり修理も承っています。お湯が出ない原因が給湯器ではなく、蛇口本体の故障や給湯配管からの水漏れだった場合でも対応可能です。修理は見積金額を提示してから行うため、安心してお任せください!
修理をご希望のお客さまは、こちらからご予約を承ります。
<出典>
・東京ガス ガス機器修理
・東京ガス ガスの元栓は閉めるべき? 元栓の開け方閉め方と点検の大切さ
・東京ガスネットワーク ガスメーターの復帰方法
・TOTO 水栓の予備知識
・リンナイ ガス風呂給湯器 RUF-UE2406AW(A) 取扱説明書
・ノーリツ よくあるご質問 給湯機器の水抜き栓のお手入れ
作成:2023年11月