2023.11.20
横浜まち情報
あたたかな想いを伝えるハンドメイドギフトを「贈り物づくりサロン Allish」
東京ガス横浜中央エネルギー(ヨコエネ)は、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、東京ガスのサービス窓口を担当しております。そこで、日々地域のお客さま先で働く私たちだからこそ知っている、地元のお店情報をご紹介します。
今回ご紹介するのは、横浜市西区に教室を構える「贈りものづくりサロン Allish(アリーシュ)(以下Allish)」さん。自分だけのオリジナル作品が作れる、ハンドメイドレッスンを体験させていただきました。
「暮らしを彩る」ハンドメイドレッスン
京急線戸部駅から歩くこと5分。閑静な住宅街の一角に、多彩なハンドメイド制作が楽しめる教室、「Allish」さんがあります。オーナー兼講師の佐々木さんが自宅で営む教室は、黒とブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気で、手作りのインテリア雑貨があちらこちらに並んでいます。
「暮らしを彩る」をコンセプトとしている「Allish」さんでは、さまざまなハンドメイドレッスンが楽しめます。店名が表す通り、贈り物作りに訪れる受講生が多く、なかには「自分用に」とレッスンをリピートされる方もいるそうです。
「Allish」さんで体験できるハンドメイドレッスンは、多岐に渡ります。
生花に特殊な加工を施した「プリザーブドフラワー」レッスンでは、フラワーアレンジはもちろん、フラワーケーキなどの雑貨が制作できます。
厚紙に布や紙を貼って小物を作る「クリエナージュ」レッスンでは、おしゃれな収納ボックスなどを作ることも可能。「鎌倉彫風ご朱印帳」を作るレッスンは、神奈川県のふるさと納税返礼品に採用されています。
特に人気なのが、「アールポーセ」のレッスンです。絵柄の入ったシールのような転写紙を組み合わせて作るため、お子さんでも簡単に制作できます。艶やかな質感で、できあがりの完成度が高いのも人気の理由です。
「Allish」さんでは、「アールポーセ」のオリジナル兜のオーダーメイドも承っています。地元の書家・小林史青先生とコラボレーションし、自由に絵柄や文字をデザイン。初節句や長寿祝いなどの際の、唯一無二の贈り物として喜ばれています。
世界にただ一つの「フレグランスハーバリウム」制作
取材当日はプリザーブドフラワーを使った、「フレグランスハーバリウム」レッスンを体験させていただきました。「フレグランスハーバリウム」とは、色鮮やかな花材をハーバリウム液で浸けたものにエッセンシャルオイルを加え、ルームフレグランスとして使用できるものです。
レッスンはさまざまな色合いのプリザーブドフラワーから、好みの花材を選ぶところから始まります。今回はナチュラルなグリーンをベースに選びました。
色合わせに悩んでいると、「黒い実を入れると全体が締まりますよ」と佐々木さんからアドバイスが。組み合わせてみると、きりっとシャープな印象に様変わりしました。
次にガラス瓶に詰めやすいよう、花材をハサミで小さなかたまりに切り分けます。終わったらすぐに詰めるのではなく、テーブルの上で配置を決めることに。事前に決めておくことで、まとまりのあるデザインになるそうです。
「フレグランスハーバリウムの場合、花材をランダムな配置にする方がおしゃれな印象になります。几帳面で真面目な方ほど等間隔や左右対称に配置しがちなので、『柔軟な発想でデザインしましょう』とアドバイスしています」と佐々木さん。
配置が決まったら、ガラス瓶の奥から順に、ピンセットで一つひとつの花材を入れていきます。瓶の入口が狭いため、基本的には一度入れたら戻せません。「ハーバリウム液を入れると花材が浮いてくるので、厳密にきちっとやらなくても大丈夫ですよ(笑)」という佐々木さんの一言で、肩の力を抜いて作業できました。
すべて詰め終わったら、ハーバリウム液を入れます。すると、花材の色が透明感のある美しさに。最後にエッセンシャルオイルを入れ、リボンをかけたら完成です。
自分だけのオリジナルインテリアが作れる「フレグランスハーバリウム」レッスンの詳細は、「Allish」さんのホームページにてご確認ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レッスン価格:3,000円(税込)+材料費
所要時間 :約2時間
(レッスン価格は2023年10月時点のものです。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
贈り物から生まれた心温まるエピソード
自宅サロン以外にも、企業セミナーや大型商業施設などでもレッスンを開催している「Allish」さん。これまでの受講者数は、のべ4,000人を超えるといいます。数多くの贈り物作りを見てきた佐々木さんですが、特に印象に残っている贈り物があるのだとか。
それは、「母の日のプレゼントに」と30代の男性がアールポーセでお皿を制作したときのことです。
「受講生の方は、お母さまとのいちご狩りや大好きだった家族でのドライブ・妹さんが部活でがんばっていた楽器など、家族の思い出を詰め込んだお皿を作られました。
プレゼントした際、『大人になった息子から手作りプレゼントをもらえるなんて…!』と、お母さまは大感激されたそうです。
お皿を中心に思い出話に花を咲かせていると、『よく行った』とご本人が仰っていたいちご狩りは、たった一度しか行っていなかったそうで…。当時を振り返り、『よっぽど楽しかったんだね(笑)』と家族みんなで盛り上がったそうです」
想いを込めた贈り物が、大切な人へ感謝の気持ちを伝えるだけでなく、家族の思い出を振り返るきっかけにもなる。既製品では味わえない、ハンドメイドギフトの魅力が感じられました。
ハンドメイドレッスンで「芸術の秋」を楽しもう
ハンドメイドレッスン以外に、フラワーアーティストとしても活動している佐々木さん。専門雑誌『BEST FLOWER ARRANGEMENT』に作品が掲載されたり、芝公園オクトーバーフェストの会場装飾を手がけたりと、活躍の場を広げています。
そんな佐々木さんが主催する個展「凛として」が、2023年11月23日(木・祝)〜26日(日)まで、鎌倉駅からほど近い「KATACOTO GALLERY」にて開催されます。「蔵」一棟を丸ごと使い、モダン兜「絆 lien」をはじめとした、得意の「和モダン」の世界観を表現します。
「Allish」さんには、お子さんからご年配の方まで幅広い年齢の受講生がおり、ハンドメイドサロンでは珍しく、男性の受講者も多いそう。レッスンは1回完結のため、レジャー感覚で楽しめます。佐々木さんの明るく・親しみやすい人柄もあり、まるで友人のお宅にお邪魔しているような、和やかな雰囲気のレッスンでした。
「Allish」さんのハンドメイドレッスンで、芸術の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか?
なお、当記事をご覧になってレッスンをお申し込みいただく場合は、「Allish」さんより次回レッスンの割引き券をプレゼントいただけます。ご希望の方は、レッスン予約時に「ヨコエネのブログ(またはSNS)を見た」とお伝えください。
【教室情報】
取材・執筆・撮影/ヤマダユミ