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2023.02.27
住まいのお困りごとQ&A
【ガスコンロを買う前に】サイズの測り方と選び方
「ガスコンロの一般的なサイズは?」
「ガスコンロのサイズを測る方法は?」
ガスコンロは買う前にサイズを測らないと、サイズが合わずに設置できない場合があります。
当記事では、ガスコンロのサイズの種類やサイズの測り方・ガスコンロの選び方について、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、「東京ガスライフバル」を運営しているヨコエネが紹介します。
目次
ガスコンロのサイズの種類
ガスコンロには2種類あり、各々サイズが異なります。ゴム製のガスソフトコードを繋いで使用する「テーブルコンロ」と、キッチンに埋め込まれている「ビルトインコンロ」です。標準的なサイズは以下の通りです。
①テーブルコンロのサイズの種類
テーブルコンロにはサイズが3種類あります。バーナーが2口ついているものは、標準の59cm幅とコンパクトな56cm幅です。バーナーが1口しかついていないものは、幅が30cm未満となっています。バーナーの数はガスコンロの使用頻度で決めるとよいでしょう。幅はコンロを置く場所に合わせて選ぶ必要があります。
- 2口コンロ - 標準サイズ 59cm
- 2口コンロ - コンパクトサイズ 56cm
- 1口コンロ -30cm未満
②ビルトインコンロのサイズの種類
ビルトインコンロもサイズが3種類あります。バーナーが2口ついているものは45cm幅、3口ついているものは60cm幅と75cm幅です。2口タイプはワンルームなどの集合物件に設置されていることが多く、持ち家で購入される方のほとんどは3口タイプです。
- 2口コンロ - 45cm(ワンルームマンション向け)
- 3口コンロ - 標準サイズ 60cm
- 3口コンロ - ワイドサイズ 75cm
3口タイプのビルトインコンロの幅は2種類ありますが、これはお鍋を乗せる天板部分の幅を指します。以下画像は同じコンロ(リッセ/リンナイ)の60cm幅と75cm幅を並べたものです。グリルや操作部分は同じ寸法ですが、天板の長さが違うことがお分かりいただけますでしょうか?
コンロの両端にスペースの余裕があれば、75cm幅を取り付けることができます。
ここで「60cm幅と75cm幅は何が違うの?」と思われた方もいると思います。その違いは使い勝手です。75cm幅は60cm幅に比べ、左右のバーナーの距離が離れています。すると、大きなお鍋を使用したときに、隣の鍋と干渉する可能性が低くなるのです。ただし天板幅が長くなる分、周囲の調理スペースが狭くなります。そのため、75cm幅はキッチンの調理スペースが広く、大きなお鍋をよく利用するご家庭におすすめです。
75cm幅のコンロを設置する上で、忘れてはならない注意事項があります。それは「有効に換気するためには、レンジフードがコンロを覆うことが必要である」ことです。もしご家庭のレンジフードが60cm幅だった場合は、残念ながら75cm幅のコンロの設置はできません。そのため、レンジフードの幅も確認した上で、どちらにするのか検討してくださいね。
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ガスコンロのサイズの測り方
ガスコンロの種類別に、サイズの測り方をご紹介します。
①テーブルコンロのサイズの測り方
テーブルコンロを置くスペースの横幅と奥行きを測りましょう。ガスコンロと接続するガス栓が出っぱっている場合は、その部分を除いて採寸してください。測ったサイズと同じ大きさか、小さいコンロを選べば問題なく設置できます。
ここで2点ポイントがあります。一つ目はテーブルコンロの脚の位置です。テーブルコンロを支える脚は、本体より少し内側に配置されています。交換するコンロの奥行きを採寸して、スペースより長かった場合は、脚の位置を確認してみてください。スペース内に脚が収まるようなら、問題なく設置できます。
二つ目は離隔距離が取れるかどうかです。ガスコンロを耐火構造以外の壁付近に設置する場合は、必ず壁との距離を15cm以上、上部はトッププレート上面より100cm以上離す必要があります。
この離隔距離が取れない場合は、別売の防熱板を設置しなければなりません。防熱板はメーカーごとに異なりますので、ホームページなどで確認してください。
②ビルトインコンロのサイズの測り方
ビルトインコンロの操作部の下端からキッチンの天板までを測りましょう。22cm前後であれば、そのまま交換することが可能です。22.5〜30cmの場合は、別売の部材を用いることで交換できます。(リンナイ製・ノーリツ製のビルトインコンロに交換する場合)
なお、以下のガスコンロはキャビネットごとの交換になる可能性があります。ガスコンロの天板も60cm幅しか選べないため、注意が必要です。
- 操作部下端からキッチン天板までの長さが22cm未満
- ガスコンロと収納庫(またはオーブン)がキッチン本体から独立している場合
- ガスコンロが外国製のオーブンと一体化している場合
ガスコンロの選び方
ガスコンロのサイズが決まったら、自分にぴったりのガスコンロを選びましょう。選び方のポイントは4つあります。
ガスコンロの選び方① ガス種の選択
ガス種を大きく分けると、都市ガスとプロパンガスの2種類があります。ガス機器はガス種によって内部に使用している部品が異なるため、お使いのガス種に対応しているガスコンロを選びましょう。
引越しに伴ってガス種が変わる場合は、一部の部品を交換することで、既存のガスコンロをそのまま使用することも可能です。ご希望の際は、引越し先のガス会社にご相談ください。
ガスコンロの選び方② 天板の種類
ガスコンロにはさまざまな種類の天板があります。ガラス・メタル・ホーローなど、メーカーによってもラインナップが異なります。見た目はもちろん、素材によってお手入れのしやすさも変わるため、選ぶ際に特に重視したいポイントです。
ガスコンロの選び方③ 魚焼きグリルの種類
従来の魚焼きグリルは受け皿に水を入れ、片面のみ焼くタイプでした。しかし、最近では水を入れることなく、両面を焼くことができるグリルが主流となっています。
上位機種になると、メニューと焼き加減を設定するだけで自動で焼き上げてくれるものや、ダッチオーブン料理ができるものなどもあります。グリルで魚を焼く頻度が高い方や、グリルも活用してお料理したい方におすすめです。
ガスコンロの選び方④ 強火力バーナーの選択
多くのガスコンロは左右のバーナーの火力が異なる仕様になっています。片方は炒め物などに適した「強火力バーナー」、もう一方はそのほかの料理に適した「標準バーナー」です。強火力バーナーの左右の配置は選ぶことができます。ガスコンロの隣に壁がある場合は、反対側に強火力バーナーを配置すると、使い勝手がいいのでおすすめです。
なお、一部の機種では左右の配置が選べないものや、両方とも強火力バーナーとなっているものもあります。ご購入の際はよくご確認ください。
ガスコンロの設置方法
①テーブルコンロの設置方法
別売のガスソフトコード(口径9.5mm)をガスコンロに接続します。ガスコンロ側には赤い線が印字してあるので、その線が見えなくなるまで差し込みましょう。差し込みづらいときは、ほんの少しの水でガスソフトコードの内側を湿らせると滑りがよくなります。差し込んだらコードに付属しているゴム菅止めで固定しましょう。
次に反対側のガスソフトコードをガス栓に接続します。ガス栓側にも同様に赤い線が印字してあるので、その線が見えなくなるまで差し込みましょう。差し込んだらこちらもゴム菅止めで固定します。
「どうやってもガスソフトコードが入らない」とお問合せをいただくことがあります。その場合は、以下画像のような「コンセント型ガス栓」である可能性が高いです。別売のゴム管用ソケットをガスソフトコードに装着してから、接続してみてください。
ちなみに、ガスソフトコードが長ければ、ハサミで適当な長さに切ってから接続しましょう。
②ビルトインコンロの設置方法
ビルトインコンロの設置は、ガスコンロの販売店やガス会社に依頼しましょう。なぜならビルトインコンロをガス栓に接続するには、「ガス可とう菅接続工事監督者」という専門の資格が必要だからです。専門資格をお持ちでなければ、決して自分では設置しないでください。
ガスコンロのサイズの測り方と選び方まとめ
ガスコンロはサイズを測ってから交換機種を選ぶようにしましょう。テーブルコンロは自分で設置できますが、ビルトインコンロは専門資格を持った業者に依頼するようにしてくださいね。
ヨコエネではガスコンロの無料出張見積りを行っています。現場調査から交換商品の選定・見積り・設置まで、ガスコンロの交換はまるごとお任せください!
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<参考>
・東京ガス ガスコンロ(ガステーブル)の接続方法
・東京ガスWebショップ ガステーブル
・一般社団法人 日本ガス石油機器工業会
作成:2023年1月
更新:2023年11月