2022.11.18
その他
キーワードは7日間!災害時の在宅避難の準備・あると便利なグッズをご紹介
こんにちは、ヨコエネです。
もしも災害が起きたら、避難所に行くものと思っていませんか?
自宅が無事であればあえて避難所(地域防災拠点)に行く必要はなく、在宅避難するのも有効な避難方法です。
「在宅避難」とは、自宅が安全で倒壊や浸水・火災などのリスクがない場合に、自宅でそのまま生活を続ける避難方法のことです。
慣れない環境での集団生活となる避難所よりも、住み慣れた自宅で避難する方がよりストレスが少なく、新型コロナウイルス感染症等の対策にもなるため注目されています。
そこで今回は、在宅避難のための準備やあると便利なものについてご紹介いたします。
お住まいの区で「在宅避難リーフレット」や「防災マップ」などが発行されている場合があるので、そちらとあわせてご覧くださいね。
目次
在宅避難のために普段から準備しておきたいこと
○家の中の安全対策を行う
・家具類の確認
寝ている間に自分の方に倒れないか、倒れた場合にドアや通路などを塞がないか、などを確認。
危険があれば移動させるか、転倒防止グッズで固定し設置しましょう。
・窓ガラス対策
カーテンを閉めて寝ると窓ガラスが割れたときの飛散が防げます。飛散防止フィルムを貼って補強しておくとより安心です。
○必要なものを「ローリングストック」する
ライフラインが復旧するまで7日間以上要することが多く、物流機能の停止により物資が手に入らないことが予想されます。そのため7日間分の備蓄をしておくと良いと言われています。
「ローリングストック」とは、日頃から少し多めに購入し、日常的に使いつつ新しい物をストックする考え方です。
食材は賞味期限が切れてしまうのを防ぐだけでなく、非常時でも食べ慣れたものを食べられるメリットがあります。水、缶詰やレトルト食品、お米やお菓子などの賞味期限が長いものがおすすめです。
[具体的な量 4人家族の場合]
飲料水:1日2~3リットル×家族の人数(4人)×7日分
まず3日間は冷蔵庫にあるものを、その後はレトルト食品などを食べると効率的です。
また、電池・ポリ袋・ラップ・紙製品などの日用品はいざという時に劣化していて使えないということを防ぐことができます。
[具体的な量 4人家族の場合]
・電池:50本
・トイレットペーパー:12ロール×2パック
・ティッシュペーパー:2パック(5個入)
小さいお子さまやお年寄りの方、ペットなどがいるご家庭は、状況に合わせて必要なものを準備しておきましょう。
在宅避難時にあると助かる!便利なもの4選
①LEDランタンライト
停電に備えて懐中電灯を準備している方もいらっしゃると思いますが、室内全体を明るくするにはランタンライト(電池式)がおすすめです。
懐中電灯しかない場合でも、白いレジ袋をかぶせたり、水の入ったコップやペットボトルを上に乗せることで即席ランタンを作ることもできます。
また、手元や足元を照らすには、両手が空くヘッドライトが便利です。
②水が不要なグッズ
水・電気・ガスのライフラインが止まってお風呂が入れないときも、水を使わずに体を清潔にできます。
例)除菌シート、大判のボディシート、口腔ケア用ウェットティッシュ(歯磨きシート)、ドライシャンプーなど
[具体的な量 4人家族の場合]
除菌ウェットティッシュ:約200枚 等
③カセットコンロ・ボンベ
東日本大震災の場合、ライフラインの中で復旧に一番日数がかかったのはガスでした(5週間)。
カセットコンロがあればお湯を沸かすことができるので、非常時でもカップラーメンやスープ、レトルト食品など、温かいものを食べることができます。
復旧が1番早かった電気でも1週間程度復旧に時間がかかりました。その間は電子レンジやIHクッキングヒーターは使用することができないので、オール電化のご自宅でもカセットコンロとボンベはあると便利です。
[具体的な量]
カセットコンロ:2台以上 、 ボンベ:8本以上
④ポータブル電源
あらかじめ充電しておくことで、コンセントが無い状況でも電源を使用可能にするポータブル電源。
停電になると困るのは、情報収集や連絡に欠かせないスマートフォンの電池切れですよね。
ポータブル電源は、AC、USB、シガーソケットポートを搭載しておりモバイルバッテリーも充電可能なので、より長くスマートフォン使うことができます。
その他にも扇風機、電気毛布、小型冷蔵庫などさまざまなものが使用可能になります。
災害時だけでなく、屋外でのDIYやキャンプなどにも活躍する商品です。
[使用時間のめやす(BN-RB10-Cの場合)]
・スマートフォン充電/15W:約56回
・扇風機/30W:約25時間
・小型冷蔵庫/39W:約19時間
・電気毛布/60W:約12時間
・小型ポット/1000W:約3回
※接続機器によっては、起動時の電力が定格消費電力を超える場合があります。本機が許容する出力電力を超えた場合は、保護回路が作動し給電を停止します。
※:計算上の数値です。使用する機器の状態や使用状況により変わります。
\ポータブル電源はソーラーパネルとのセットでご購入がおすすめです/
ポータブル電源と組み合わせて使用することで、用途の広がりやより長時間の電力確保を可能にします。
USB-C×1、USB-A×1、を装備。太陽の直射日光を受けるようにパネルを開いて設置することで、ポータブル電源の本体充電だけではなく、スマートフォンの充電やUSB機器への給電が可能です。
詳しくはお問い合わせください。
在宅避難時に必要なものを学べる施設「エマージェンシーハウス」
2021年4月、東京ガスライフバル横浜北 アースポートショールーム内に「エマージェンシーハウス」をオープンいたしました。
"7日間"をキーワードに、災害時に自宅で生活するのに必要なものを実物として展示しています。
身近なモノに実際にふれながら、ある日突然訪れる「もしも」の時の備えを自分自身で考えることができる施設です。
7日間を乗り切るために必要なものの量など、実物を見るときっと驚くと思います。ぜひ、見学にいらしてくださいね。
作成:2022年11月
参考:パナソニック株式会社 発行『もっと「備える」のススメ EMERGENCY BOOK』
横浜市港北区 発行『在宅避難啓発リーフレット』